死生観を問いなおす ちくま新書

広井良典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480059178
ISBN 10 : 4480059172
フォーマット
出版社
発行年月
2001年11月
日本
追加情報
:
18cm,222p

内容詳細

社会の高齢化にともなって、死がますます身近な問題になってきた。宇宙や生命全体の流れの中で、個々の生や死のもつ意味を考える。

【著者紹介】
広井良典 : 1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修了後、厚生省を経て96年4月より千葉大学法経学部助教授。医療や社会保障に関する具体的な政策研究から、時間、ケア等の主題をめぐる科学哲学的な考察まで、幅広い活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • テツ さん

    生と死について考えるということはその間にある時間について考えるということ。様々な側面からこの自分の存在と時間について考察する。ただただ生きることを恐れ死に怯えながら実際はそれについて何も考えないのではなく、自分自身が在るということはどういうことなのか自分だけでしっかりと見つめていかないといけないよなと思います。死生観をきちんと構築することで(錯覚し、諦めて)人はようやく死に怯えなくなるのだろうから。

  • うえ さん

    「人間にとって、「俗なる時間」と並んで「聖なる時間」ともいうべき時間が存在し、それが本質的な意味をもつことをエリアーデは主張していた…歴史学者のホイジンガはその著作『ホモ・ルーデンス』において、人間の文化の根源をなすものとしての「遊び」の意義を強調した…社会学者のカイヨワは…「聖なるもの」と「遊び」とはやはり様々な面で異質のものであり、たしかに両者は「実人生」ないし俗なる次元と対立する限りでは共通するものをもつが、実人生を真ん中に置くと、聖なるものと遊びは対称的な位置を占めるとした」

  • スズツキ さん

    「戦時中に死ぬことばかり考えてきたせいか、その後、生のみを考える時代が訪れた」と考える著者による時間と死の考察。モネやマッハによる要素一元論(体験の根源にある感覚的要素のみが実存)、カントによる「世界そのものに時間があるのではなく、認識するものにある」というコペルニクス的転回を推し進めたアインシュタインなどを引いていて興味深い。他方、後半の宗教的時間論は個人的に好みではなかった。

  • mami さん

    ◇図書館◇ちょっと難しかったな。

  • 呑司 ゛クリケット“苅岡 さん

    欧米ではキリスト教の世界観を子供の頃から教えこまれて、その流れの先の死生観を持つことは不思議ではない。だから死後天国で永遠の命を享受出来るよう現世の努力を惜しまない。著者が嘆くのは日本人に死生観の空洞化が多く起きていること。アニメや音楽ならまだいいが、似非宗教にもハマるのはこれが理由。私も確固たる死生観を求めて読んでみた。時間の概念を持ち込み永遠や宇宙についても言及しているが、今回も確固たる死生観に到達し得なかったと白状している。やはり、死生観は生涯学ぶモノなのだろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

広井良典

1961年生まれ。京都大学人と社会の未来研究院教授。専攻は公共政策、科学哲学。環境・福祉・経済が調和した「定常型社会=持続可能な福祉社会」を一貫して提唱。社会保障、医療、環境、都市・地域等に関する政策研究から、ケア、死生観、時間、コミュニティ等の主題をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。著

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品