自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実 集英社新書

布施祐仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087212129
ISBN 10 : 4087212122
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
317p;18

内容詳細

自衛隊の海外派遣について定めた国際平和協力法(PKO法)が一九九二年に制定・施行されてから、二〇二二年でちょうど三〇年が経つ。しかし、その活動の実態やリスクに関しては、政府によって十分な情報が公開されてきたとは言いがたいのが実情である。本書は徹底した調査により、これまでの自衛隊海外派遣の「リアル」を総検証して問題点を整理したうえで、今後の派遣のあり方をも提案する。数々の内部資料や証言から明らかになったのは、自衛隊は何度も「戦場」に送り込まれてきたという驚くべき事実だった。この国が隠し続ける“不都合な真実”を暴いた、衝撃の一冊。

目次 : 序章 なぜ海外派遣の検証を始めたのか/ 第1章 南スーダンPKO/ 第2章 イラク派遣/ 第3章 カンボジアPKO/ 第4章 東ティモールPKO/ルワンダ難民救援/ゴラン高原PKO/ 第5章 今後の海外派遣のあり方を考える

【著者紹介】
布施祐仁 : 1976年東京都生まれ。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こうすけ さん

    膨大な資料から、自衛隊海外派遣の実態を検証した労作。面白い。自衛隊に対する言いようのない、なんかちょっとタブーな感じを打ち砕く。PKOに参加する以上、戦闘に巻き込まれるリスクがある、という現実にふたをして、リスクを過小評価し、隊員たちの命懸けの思いを踏みにじる国家の姿に腹立たしさをおぼえる。しかし、そんな情報も開示されないので議論のしようがない。この本の価値はそこを可視化したことにある。いい意味で作者の思想が色濃くないので読みやすい。

  • takao さん

    ふむ

  • Melody_Nelson さん

    南スーダンPKO以外の海外派遣を知りたかったのだが、やはり色々と問題があったようだ。日本国憲法の下では、現状のPKO参加は無理なのではないか。よって実情を知られると問題になるため、日報を隠さざるを得ないことになる。何より、現地へ赴く自衛隊員が有事の際にどうすべきなのか曖昧で、これはひどい。個人的には著者の指摘通り、スイスのように国際貢献は軍事監視要員にすべきと思うが、いずれにせよ、自衛隊のあり方(国防、海外派兵も含め)国民レベルで考えるべきだと思う。なんでも先送り、場当たり的にするのはもう止めないと…。

  • さなぎ さん

    自衛隊海外派遣についてまとめられたものを初めて読んた。ずっと気になっていた分野なのでまとめられた著者に感謝したい。自衛隊は様々な制約の中、活動されていて頭が下がる。しかし、国は、真実を語らず、戦地すら定義できず、判断が現場任せ。この国は「軍隊」を持つことは非常に危険だと思った。いろいろな意見はあると思うが、憲法9条下の自衛隊という制約こそ、この国に必要なものであると考えた。広く国民的な議論をするために必要なのは、政府の説明責任の理解、文書管理、情報開示と思う。

  • 風鈴 さん

    紙一重で、自衛隊に犠牲が出なかったのがわかります。平和維持は綺麗事ではないので、どうすれば良いのか…ウクライナで戦争が進行中の今は、暗澹たる気持ちです。

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