ルポ精神医療につながれる子どもたち フィギュール彩

嶋田和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779170072
ISBN 10 : 4779170079
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
222p;19

内容詳細

いま、多くの十代の子どもたちが、きわめてあいまいで安易な診断(誤診)により、精神医療に誘導され、重篤な薬害が出ている。国によって進められようとしている“精神科の早期介入”は、劇薬である精神薬を、まだ病気を発症していない若者に、予防と称して投与し続けることの倫理的問題が横たわっている。その子どもたちは、実際、その後どうなったのか。その現実を丹念なルポで伝える。

目次 : 第1章 こんなことが実際に起きている(不登校から精神科へ―智美さんのケース/ 診断の曖昧さ ほか)/ 第2章 知っていますか?精神医療の実態(精神科を受診するとこんな治療を受けることになる/ 精神科医の「実力」 ほか)/ 第3章 子どもと精神医療の危ない関係(子どもへの向精神薬投与の実態/ 発達障害という概念 ほか)/ 第4章 精神科早期介入という暴挙(そもそも早期介入って何?/ 日本の早期介入はたいへんなことになっている ほか)

【著者紹介】
嶋田和子 : 1958年生まれ、早稲田大学卒業。1986〜87年、国立療養所多磨全生園職員。1987年からフリーのルポライター。2009年、知人の子どもが精神医療の被害に遭ったことで、2010年6月にブログ「精神医療の真実」を立ち上げて体験談を募り、3年間で100人以上の被害者を取材。ブログを通して関わった人は300人を超える。現在も日々、体験者の話に耳を傾け、相談にのっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆうき さん

    どの親も子供の事が心配で、子供の為を思っての精神科の受診なんだと思う。信頼している医者に処方された多量な薬漬けによって壊されていく心と体に、とても辛い気持ちになった。素人は医者の出された薬や治療に疑問を持ったりしてもなかなか言い出せない部分もあるけど、子供が壊れてしまってからでは遅すぎる。薬を止める難しさや副反応の怖さを思い知らされた本だった。

  • ステビア さん

    特に得るところはなし。過剰診断・過剰治療は確かに問題だが、少し扇情的に書きすぎだろう。

  • もみひげ さん

    ただただ胸糞が悪い。読めば読むほど反吐が出そうになる。日本中の精神科医に送りつけてやりたい一冊。著者の主張を鵜呑みにするわけではない。だからこそ、全国の精神科医に読んでもらい、本書への反論してほしい。そして、私を納得させてほしい。早期介入で救われたケースの方が多いのだと。著者達のグループが偏狭なのだと。しかし、過去の歴史と諸外国の例を考えると、日本の精神医療は腐りきっているようにしか思えない。おそらくその自覚が精神医療に携わっている人間にその自覚がないことが一番の問題だと思う。

  • hiro さん

    ★★★ もう一度読もう

  • kolion さん

    心の病への早期介入によって、精神疾患を予防するという実験がいま学校を舞台に行われている。教師の手に負えない個性の強い子供達は精神科を勧められ薬の恩恵に預かるのならいいが、ほとんどが大量の薬物摂取による副作用にいまも苦しめられている。暴言、暴力、奇行、薬を飲むまではなかったことが次々に始まる。それを副作用と捉えずに悪化とみなして薬を増やし続ける。読みながら、そういえば発達障害にしろ、統合失調症失調症にしろ、最近よく聞くようになった。それが薬によって作られた病症だとしたら?ちょっと変わった面白い子が世の中から

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