戦前戦中期の国際文化事業と、その戦後期への影響 国際文化交流・日本語教育・留学生教育

嶋津拓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784434322570
ISBN 10 : 4434322575
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
嶋津拓 ,  
追加情報
:
270p;22

内容詳細

今日、疫病と戦争によって国家間の分断が深刻化する中、多くの国が文化外交に力を入れている。この文化外交は、日本の場合、1930年代に「国際文化事業」として誕生した。本書では、この戦前戦中期の「国際文化事業」が戦後日本の外交・政治・文化・教育の各方面に与えた影響について考察する。

目次 : 第1章 堀田善衛と戦時下の国際文化振興会―国際文化交流史研究の観点から『若き日の詩人たちの肖像』を読む/ 第2章 日本のオランダ語教育とオランダの日本語教育の変遷―長崎とライデンを中心に/ 第3章 オーストラリアの日本語教育を日本の新聞はどのように報道してきたか―その一〇〇年の変遷/ 第4章 戦前戦中期にオーストラリアで制作された日本語教科書―とくに、その意図せざる「結果」について/ 第5章 鶴見祐輔と一九三〇年代のオーストラリアにおける日本語教育―「日本語熱」の発見とその戦中戦後への影響/ 第6章 中島敦の『山月記』と釘本久春―はたして釘本は「袁〓」だったのか/ 第7章 敗者たちの海外言語普及―敗戦後における日本とドイツの海外言語普及事業/ 第8章 戦前戦中期における文部省直轄学校の「特設予科」制度―長崎高等商業学校を事例として/ 第9章 戦前戦中期における文部省直轄学校「特設予科」の留学生教育―長崎高等商業学校の場合/ 第10章 旧制浦和高等学校のアフガニスタン人留学生―どうして彼は浦和で学ぶことになったのか/ 第11章 三島由紀夫著『豊饒の海』とタイの留学生―「シャムの王子」たちのモデルは誰か

【著者紹介】
嶋津拓 : 1961年、東京に生まれる。1986年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了したのち、国際交流基金(現在の独立行政法人国際交流基金)に勤務。2006年までの20年間、同基金で国際文化交流事業(とくに海外の日本語教育を支援する事業)に携わる。2003年、一橋大学大学院言語社会研究科より博士(学術)の学位を取得。その後、長崎大学教授を経て、2013年から埼玉大学教授。この間、国際教養大学客員教授、大東文化大学特任教授、政策研究大学院大学・早稲田大学・専修大学の非常勤講師・兼任講師を歴任。また、学会関係では、日本語教育学会評議員・代議員、日本言語政策学会理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品