神社で拍手を打つな! 日本の「しきたり」のウソ・ホント 中公新書ラクレ

島田裕巳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121506702
ISBN 10 : 4121506707
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
253p;18

内容詳細

神社に掲げられる「二礼二拍手一礼」は伝統的な作法なんかじゃない!初詣は鉄道会社の営業戦略だった!郊外の墓参りはバブルが生んだ年中行事!結婚式のご祝儀もお葬式の半返しも伝統なんかじゃない!そもそも、クリスマスはキリスト教に関係がない!日本人が「しきたり」と思っている行事には、ごく最近生み出されたものが少なくない。私たちは「しきたり」とどう向き合えばいいのか。「しきたり」の概念を根底から覆す一冊。

目次 : 1章 神社で拍手は打つな/ 2章 初詣は鉄道会社の発明/ 3章 マイカーが生んだ墓参り/ 4章 結婚式に祝儀など持っていかなかった/ 5章 どう考えても無駄な半返し/ 6章 クリスマスはキリスト教の行事じゃない/ 7章 ハロウィンの起源は江戸時代の花見/ 8章 商業資本としきたり/ 9章 怪しげなしきたりに踊らされてどうする

【著者紹介】
島田裕巳 : 1953年東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(専攻は宗教学)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かめりあうさぎ さん

    初読み作家さん。神社での参拝方法や初詣、墓参りなど昔からの伝統と言われるものも、実は歴史が浅かったり商業目的で生まれたものもある。しきたりの裏にあるものや所以を知ることが大切だと教えています。一方で、七草粥など地味だけど本当に昔からあるものについても紹介。個人的には、歴史が浅いからと頭から否定するのも違う気はして、それによって心が救われたり生きる希望になるのなら、背景を知った上で自分ですることを選ぶのはいいことだと思いました。伝統的な雰囲気を装って、食品ロスを生む恵方巻とかは罪深いと思いますがね。

  • ふみあき さん

    世間には子どもがサンタクロースを信じていることを好ましく思う両親もいるようだけど、私はクリスマス・イブの夜、息子の枕元にそっとプレゼントを置いたりしたことはない。息子には幼少期から科学的、合理的精神を養ってほしいからだ(というのは半分冗談)。本書によると、クリスマスはミトラス教の冬至の祭りをキリスト教が取り入れたのが起源で、ヨーロッパから清教徒が植民してきたばかりの米国では、クリスマスは異教の祭りという理由で法律で禁止されていたらしい。息子が小学生くらいになったら教えてやりたい。

  • agtk さん

    どのしきたりの本を読んでも、今言われているしきたりの多くは結構最近のものなのだと分かる。とはいえ、タイトルはいいすぎ。柏手を打とうが打つまいが個人の自由。大切なのはしっかりと祈ること。

  • Hiroki Nishizumi さん

    何事も理解して行動するべし、附和雷同な生活は良くないと気付かせてくれる。参考になった。

  • coldsurgeon さん

    「しきたり」という言葉に、年月の重みを感じがちであるが、実はそれほどの時間的な重みがあるわけではなさそうだ。そして、しきたりの「いわれ」も、それほど重要な意味があるわけでものない。しきたりが、今の私たちの生活に合わないのであれば、無理に、それに従う必要はない。

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