教室を生きのびる政治学 犀の教室 Liberal Arts Lab

岡田憲治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794973597
ISBN 10 : 4794973594
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;19

内容詳細

学校生活のモヤモヤを政治学から見てみると、私たちはとっくに政治に巻き込まれていた!自治:女子の靴下だけ黒限定のトンデモ校則。議会:かみ合わなくてイライラがつのる学級会。多数決:むりやり感あふれる過半数ルール。公平:不登校を「ズルい」と思ってしまう気持ち。支持:意見を言えない人はどうする?問題。心をザワつかせる不平等も、友だち関係のうっとうしさも、孤立したくない不安も…教室で起きるゴタゴタには、政治学の知恵が役に立つ!学校エピソードから人びとのうごめきを読みといて、社会生活をくぐりぬけていこう。人が、社会が、政治が、もっとくっきり見えてくる。

目次 : 序章 大前提―力を抜いて自分を守る―善・悪・社会/ 第1章 言うことを聞く/聞かせるということ―権力・合意・自治/ 第2章 どうして「話し合い」などするのか―議論・中立・多数決/ 第3章 仲間をつくるということ―対立・支持・連帯/ 第4章 平等をめぐるモヤモヤ―公平・公正・分配/ 第5章 政治は君たちの役に立つ―責任・民主主義・政治

【著者紹介】
岡田憲治 : 政治学者、専修大学法学部教授。1962年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】 さん

    政治学というのは、実は国と国などの大きな話だけではなく、個人対個人のミクロな話にも適応できる、といの感じを学生時代から受けていたので手に取った。タイトルの「教室を生き延びる政治学」からわかるとおり、中高生向けに書かれているが、内容に普遍性があれば大丈夫なはず、と思ったものの、どうもしっくりこない。中高生に読ませようとしすぎるがために、伝えたいポイントが散漫になっているような感じを受けた。もしかすると中高生には読みやすいのかも。

  • Mc6ρ助 さん

    『自己責任などというものが問題になるのは、自分に「自由に選択することができた場合」のことであり、そうではない場合には問う必要も意味もないものだ。(p251)』この本は繰り返し繰り返し実は一つのことしか言っていないのだけれども(そしてそれはもちろん正しいのだけれども)、爺さまは教室で子供たちがこのようなことを意識しなければ生き残れない(!?)この現実が今の日本がとても哀しい(それとも爺さまが鈍感な小中学生であったに過ぎないのか?)。好著。

  • トト さん

    政治学者が、中高生向けに書いた政治学の本。ゆるく、そして深い。 民主主義について、平等について、などなど、ティーンズに身近な例を挙げながら説明。例えば、学園祭の出し物を決める、例えば、校則について、など。 弱くて自分勝手でわがままな人間がどうにかこうにか皆で生きていくために考え出した歴史の浅いシステムが、「自分で賢く決めて、上手くいかないことを受け入れて、自分のやったことを人のせいにはできないからと腹を括る」やり直しが前提の民主主義、なのだそうです。大人にも読んで欲しい本です。

  • manabukimoto さん

    学校で生きること、過ごすことの、政治学的考察。 (意味不明の)ルールがあって、多数決で物事が決められ、みんなで動くことを強いられる。 教室の日常は政治の過程。そこで生きづらさを抱えている人たちに捧げられた政治学という思考法。 「話し合い」は考えが一致する部分と、別れる点を確認する行為。大切なのはそれらを記録すること。私たちは偏りがあり、その中庸なんて位置はあり得ない。そして、論破とは議論によって自分が変わるという可能性を放棄し、自分と相手と言葉への信頼を欠いた行為だということ。 多くの学びを得る。

  • みさと さん

    学校生活のモヤモヤを政治学から見る。何とか教室を生きのびて、学校生活をサバイブするために必要なのは半径5メートルにおける安全保障。政治とは「選んで、決めて、受け入れさせる」こと。国会や政治家は縁のない遠い世界のように思えるが、教室において私たちはとっくに政治に巻き込まれているのだ。心をザワつかせる不平等も、友だち関係のうっとうしさも、孤立したくない不安も、教室で起きるゴタゴタには政治学の知恵が役に立つ。リーダーとは「選択肢」を言葉で示す人、との見解に目が開かれる。地位・上下関係と考えるから苦しかったのだ。

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