タネはどうなる?! 種子法廃止と種苗法運用で

山田正彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866251042
ISBN 10 : 4866251042
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;19

内容詳細

自家採種ができなくなる?!種子法廃止が意味するものとは?種苗法改正への動きで農民の権利が奪われようとしている。日本の食料の最大の危機を明らかにする元農水大臣・渾身の一冊。

目次 : 第1章 日本のコメ、麦、大豆の種子はどのように守られてきたか/ 第2章 野菜の種子は国産100%からすでに海外生産が90%に/ 第3章 種苗法21条第3項によって自家採種ができなくなる?!/ 第4章 種子法廃止はどのようにしてなされたか/ 第5章 すでに日本でも日本モンサントのコメを栽培/ 第6章 すでに遺伝子組み換えのコメの種子が用意されている/ 第7章 種子法廃止をうけて、私たちはどうしたらいいか

【著者紹介】
山田正彦 : 元農林水産大臣、弁護士。日本ペンクラブ会員。1942年4月8日長崎県五島市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、司法試験に挑戦し、1969年に合格。故郷の五島に戻って牧場を開き、オイルショックによって牧場経営を断念、弁護士に専念し、四度目の挑戦で衆議院議員に当選。2010年6月、農林水産大臣に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    17年春、森友問題で通常国会が紛糾する中であっさりと可決された法案がある。それが「種子法廃止法案」。かくして18年4月から「種子法」は廃止されてしまった。この事実はあまり大手メディアでニュースにならないが、日本の食糧安全保障にたいして大きなインパクトをもたらすものだ。良いインパクトならばウェルカムなのだが、悪いインパクトなのが頭の痛いところ。一代限りの優秀種子(F1種子)から遺伝子組み換え種子と、手を変え品を変え海外資本の攻勢が続くなかで、種子法というガードを取っ払った日本はいったいどうなるのだろうか?

  • こも 零細企業営業 さん

    日本の農業は大丈夫だと言う人もいれば、この本のように日本の農業は大資本の小作人にされると言う人も居る。 いったいどっちなんだろうか? 肌感覚では後者かな?

  • Kentaro さん

    かつては日本のどこの田舎でも農家は小豆、インゲン豆、キュウリ、カボチャなど畑で取れたよさそうなタネは成熟するまで残して乾燥させ、翌年それを畑に播く自家採種があたりまえに行われていた。同じ種子を同じところで育てていると品質が劣化することもあるので、時々農家同士で、それぞれの種子を交換することがあり、そのうちにいいものを作ればタネとしていくらか高く買う農家が現れたので種取りを専門とする農家も現れた。本書は海外のF1種苗メジャーに牛耳られる前に日本のタネを守ろうと言う内容でした。

  • 羽 さん

    ☆☆☆☆☆ わたしは種子から作物を育てたことはないのですが、コメの固定種が大事なものであり守らなければいけないものであると分かりました。伝統的な固定種で育てられていた国産100%の野菜のタネは、現在そのほとんどが海外で生産されているからです。また、主要農産物種子法廃止、農業競争力強化支援法制定の背景にあるTPPについても考えさせられました。民間企業がゲノム編集した種子と農薬と肥料及び遺伝子組み換え作物の話を読んで恐ろしくなったので、それらを避けるとともに、種子を守る活動について引き続き情報収集したいです。

  • 人間 さん

    種子法とは「主要農作物種子法」。コメ、麦、大豆の種子は国が管理して各都道府県において優良な品種を選んでその種子を増殖、安定してコメ農家に供給することを義務付けた。これをろくに審議もせず首相は農水省大臣自分の手の者と入れ替え、廃止にした。日本の固有種の自家採種ができなくなり、農家は農薬と化学肥料を種子とセットで購入させられる。不作の損害も責任を負う契約をされ農家に不利な場合もある。食品が危ない。。。一人一人の市民はもっと遺伝子組み換え食品について学び反対すべきだ。日本は舐められている。

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