中国人のこころ 「ことば」からみる思考と感覚 集英社新書

小野秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210583
ISBN 10 : 4087210588
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

『中国嫁日記』作者・井上純一先生推薦! 
中国人の考え方がわかるようになる一冊。


日本人「あなたたちは、いま何時だかわかっているのか!?」 中国人「……夜の2時半です」
日本人バスガイドさん「皆さま、お疲れ様でした」 中国人観光客「いえ、私は別に疲れていません……」

上記のような「噛み合わない」やり取りは、今日もまたどこかの日本人と中国人との間で交わされているに違いない。
それではなぜ、こうした誤解やすれ違いが生じてしまうことになるのだろうか?
その答えのカギは、日本語と中国語のそれぞれの「ことば」がもつ特質と、それぞれの発想法の違いにあるのだという。
本書は、30年以上にわたり中国語を研究してきた著者が「言語」を切り口にして、
日本との比較を行いながら中国人に特有の思考様式や価値観について分析・紹介した、思わず笑える知識が満載のユーモア溢れる言語文化論である。
グローバル化が進み、中国人との日々の接点が増えている現代日本人にとって、必読の一冊だ。

【中国人の特徴を示すエピソード】 ( 本書内容より一部を抜粋 )
●定番の挨拶と思われている「你好(二ーハオ)」は、実はごく限られた場面や相手にしか使わない
●タテ社会ゆえ、人の呼び名にとりわけ細かい神経を使う
●「身内」か否かによって、その相手に対する態度がまったく違う!
●日本人に「いつもお世話になっております」と言われると、「世話をした覚えは無いのに……?」と反応に困ってしまうことも
●数字の験担ぎにとにかくこだわる
→最強のラッキーナンバー「99999」が付いた自動車のプレートが、なんと単体で5000万円で落札!!
●手土産はとにかく「大きさ」「豪華さ」が重要という文化
●ご馳走をするときは渋くて上品な和食料亭よりも、明るくて賑やかなファミレスがウケることも
●初対面の相手には「収入」を訊くのが定番だが、それはなぜか?

◆著者略歴◆
小野 秀樹(おの ひでき)
1964年兵庫県神戸市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。神戸大学大学院文学研究科修了。博士(学術)(神戸大学)。専門は現代中国語の文法論。
2008年と2014年にはNHKラジオ講座「まいにち中国語」で講師を務める。著書に『統辞論における中国語名詞句の意味と機能』(白帝社)、『北京の風』(木村英樹氏との共著、白帝社)などがある。

【著者紹介】
小野秀樹 : 1964年兵庫県神戸市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。神戸大学大学院文学研究科修了。博士(学術)。専門は現代中国語の文法論。2008年と2014年にNHKラジオ「まいにち中国語」で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。学生(第二外国語は独逸語)、社会人(中国ビジネスなし)、プライベート(中国人の知人・友人なし)、海外旅行(香港はあるが、大陸はなし)と私は中国と全く接点はありませんが、ユーモアの平易な文章で書かれているので、中国人のこころ・考え方が少し理解出来ました。全世界の人口の約20%を占め、中国系の欧米人も増殖し、近い内にGNP世界No.1になると思うので、21世紀中に中国人の考え方がグローバル・スタンダードになるかも知れません。

  • Katsuhito Wakiya さん

    中国語に限らず、外国語を勉強している人にとっては非常に興味深い内容だと思います。言葉を学ぶということはどういうことか、ともすれば忘れがちな視点に気づかせてくれます。

  • ちんれん さん

    研究書みたいな書き方が少し読みにくいが、色々な事例が書かれていて面白い。中国人が日本人のやり方に対して感じる違和感も面白い。もっと早く読めばよかった。

  • TK さん

    中国語で使われる表現や文法を、文化的な背景を踏まえて解説した著書。物事の切り取り方は文化によって違い、それが表現されるのは言語なんだと、改めて言葉の面白さや重要さを感じた。中国人の「自己」という概念の広さや、これまでの社会情勢の影響による現実主義的な思想およびそれに基づく言語については、新しい発見であった。

  • Hatann さん

    ことばを切り口として中国人の思考様式や感覚を認識しようと試みる。最初の4分の1は「相槌」の違い、次の4分の1は「挨拶」の違いに費やされており、対話に注目して書かれている。現代中国語は多民族の最大公約数を表現しているようでもあり、音声的な会話情報のみではやや具体性に欠くことも多い。従って、対話時においてはそのまま理解するというよりも具体的に解釈しようと頭が働く。他方、語用論的な使用方法は好まれず、より直接的な表現が利用されやすい。外国語の勉強では、こういった思考様式の違いを体感できることが醍醐味だと思う。

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