戦争のリアリズム SB新書

小川和久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815616663
ISBN 10 : 4815616663
フォーマット
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;18

内容詳細

ロシアのウクライナ侵攻により、軍事に無関心だといわれる日本人も、これまでになく国防意識が高まっている。中国が日本に侵攻することはあるのか。北朝鮮からミサイルは飛んでくるのか。有事の際に問われるのは日本の「戦争力」である。単純な軍隊による戦力だけではない、地政学的な位置づけから防衛に関する政治力まで、国を守るべき「戦争力」をあらためて問う。

目次 : 第1章 「ロシアによるウクライナ侵攻」のリアル―この戦争はいつまで続くのか(ソ連邦でロシアに次ぐ存在だったウクライナ/ 失敗国ウクライナとロシアのクリミア併合 ほか)/ 第2章 中国・台湾問題のリアル―軍事的合理性のない「台湾有事論」に踊らされるな(軍事的合理性のない「台湾有事論」/ 台湾に侵攻するには「海上輸送能力」が不可欠 ほか)/ 第3章 日米同盟のリアル―日本人の多くが知らない日米同盟の“真の姿”(同明を組むか、どの国とも組まないか/ 日本が同盟を組む相手はアメリカ以外になかった ほか)/ 終章 日本の未来を切り開くために(巨大災害や原発事故、感染症も平時の戦争だ/ 安全と繁栄を実現するための課題 ほか)

【著者紹介】
小川和久 : 軍事アナリスト。1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査、隊友会本部理事などを歴任。小渕内閣では情報収集衛星とドクター・ヘリ実現に中心的役割を果たした。2012年4月から、静岡県立大学特任教授として静岡県の危機管理体制の改善に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • チャー さん

    本書は昨今の世界で生じている緊張関係などについて、実際のデータや各国の発表、報道される動きを詳細に分析し解析している。具体的な数値を用いて各国の能力が分析されており興味深い。未だに続いている紛争や、近隣諸国との緊張や同盟国との今度等について、事実を正確に追跡し経緯や理由を組み合わせて考察されており、これまで気づかなかった部分を知ることができた。メディアでは印象的に伝えられるニュースも、実際のデータや状況を冷静に分析し実態を丁寧に見ることでそうではないこともしばしばあるという指摘はなるほどと感じた。

  • あんさん さん

    必要なのは情緒的な言葉の応酬ではなく、「Facts and Figures(事実とデータ)をリアルにとらえ、冷静に分析・評価すること」それにしても、日本のサイバーセキュリティレベルは低いと、色々なところで指摘され心配。「大前提として必要なのは「いま私たちは平時の戦争を戦っている」という発想です。相手に手出しをためらわせるような抑止力を備えるのが“平時の戦争”の基本です」

  • kitten さん

    図書館本。今年はロシアのウクライナ侵攻があり、今まで以上に戦争を意識した年だった。今年、最後の読書はこれ。軍事アナリストがウクライナ危機をどう読み解いているのか。日米同盟の信頼性、中国、ロシア、北朝鮮の脅威はどの程度か。日本に直接上陸してどうこうというのは有り得ない。ミサイル攻撃はできなくはない。一番危険なのはサイバー攻撃。軍事、安全保障でもイデオロギーや雰囲気で話すのではなく、科学的な議論が必要、とわかった。これ一冊だけで判断はできないが。

  • 九曜紋 さん

    大きく分けて1.ウクライナ戦争2.台湾有事3.日米同盟について、軍事アナリスト・小川和久氏が詳説する。ロシアによるウクライナ侵攻により、次は中国による台湾侵攻だ、との認識が広まった。しかし、中国にとって台湾侵攻はそれほど簡単な問題ではないこと、そして日本国内でも一部に湧き上がった日本の核武装論が如何に非現実的であることであるか等、専門家による冷静かつリアルな視点から解説がなされる。危機の只中にある今こそ読まれるべき一冊。

  • ワシじゃ さん

    読むほどに報道・テレビでの評論家たちのいい加減さが理解出来る。まぁ、テレビ出演の評論家は金になるし、苦情も来ないので気持ちは解るが報道機関を自認するメディアには困ったものである。本当に国民からソッポ向かれる日も近いのではないか?

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