ルポ 戦場出稼ぎ労働者 集英社新書

安田純平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205367
ISBN 10 : 4087205363
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

現代の戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、危険地帯で働いている。自ら出稼ぎ労働者となり、イラク軍基地訓練施設に潜入した著者が、世界の貧困を前提にした戦争ビジネスの実態に迫る、貴重なルポルタージュ。

【著者紹介】
安田純平 : 1974年埼玉県出身。ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。1997年より信濃毎日新聞記者として、北アルプスし尿処理問題や脳死肝移植などを担当。2003年よりフリー。2002年よりイラクを取材し、2004年の取材中に地元武装自警団に拘束される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • TATA さん

    現場に行かなきゃ分からない。これがジャーナリストの基本なんだろうな。それ故リスク選好的となり、一般市民の感覚から乖離した行動となる。強い使命感を持ち、戦争のその場で見聞きしたものは生半可じゃない迫力があるのは確か。この意見に誰もが首肯できるわけじゃないけど、一読の価値はあります。高野秀行さんの著作に似た雰囲気もありますが、そこはさすがに元記者の方。真面目な描写がやっぱり多いな。

  • おらひらお さん

    2010年初版。イラクにおける出稼ぎ労働者の実態を潜入レポートによって紹介した本です。所得の低い国々の人にとっては、リスクは高いがうまみも大きい職業として認識されていますが、中間搾取の連続であることも明らかになっています。ただ、日本のワーキングプアに戦場出稼ぎを勧めるところは(やや冗談的に執筆されていますが)、共感できないですね。ただ、アメリカの報道をそのまま信じるだけでは、実態は見えないことだけは確認できました。

  • makimakimasa さん

    著者の作品では唯一、人質ネタでない著書。想像以上にニュートラルな視点で細かい事柄まで取材していて、これぞフリージャーナリストといった成果にまとまっている。2007年2月にクウェートで就活を開始し、イラク・ディワニヤの基地建設現場で料理人の職を得て1年後に帰国。上司のインド人や同僚のネパール人、イラク人と共に、アメリカ人社長からの給料遅延や、シーア派民兵マフディ軍の爆撃に悩まされる日々。戦争の民営化について、ミクロの視点でリアルな現場の実態(人間関係、精神状態、生活環境)を提供してくれる貴重で骨太な体験記。

  • 朱音 さん

    「現場に行った人しかわからない」ことを「行ってない人にわかりやすく説明する」ことがきちんとできている良書。ルポのために潜入しているのに部下の給料を心配したりいかに無駄を省いて浮いた金を部下の給料に反映させるか、などついつい親身になってしまうところなどからお人柄がしのばれる。 話題になっている方で偏見も多いけれども一度は読むべき、読んでから批判すべきと思った。

  • ハゲ さん

    若干乱雑な文章で読みにくいが新書でこれ程のルポは有り難い。半年強イラクに行き料理人として働いた著書の話。もっと遠巻きで見てるのかと思ったら予想より戦場に近くて緊張。最初は興奮気味だった著書も数日で慣れて冷静に観察しているのが凄い。しかも各業務の給料も細かく書いてあると言うことは現地の人とちゃんとコミュニケーションとってるんだなぁと尊敬。ただやっぱり違いに驚く。掃除なんて当番制にして平等にやればいいのに「ボスが決めないから悪い」と文句ばかり。インドにしろイラクにしろ自分達で考えて決めるという発想はないようだ

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安田純平

ジャーナリスト。1974年、埼玉県に生まれる。信濃毎日新聞の記者を経て、フリーランスのジャーナリストに。在職中の2002年から、アフガニスタンやイラク、シリアなどの紛争地を中心に取材を続けている

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