医療再生 日本とアメリカの現場から 集英社新書

大木隆生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208177
ISBN 10 : 4087208176
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;18

内容詳細

数年前に巷間を賑わした「医療崩壊」はその後どのような道を辿ったのか。
相次ぐ制度改革やアメリカ型医療の流入といった目まぐるしい変化を、日米における医療現場の比較から徹底考察する!

【著者紹介】
大木隆生 : 1962年8月12日生まれ。東京慈恵会医科大学卒。医学博士。米アルバート・アインシュタイン医科大学付属病院血管外科部長および同大外科学教授を経て、東京慈恵会医科大学外科学講座主任教授、統括責任者。Best Doctors in NY、『Newsweek日本版』「米国で認められた日本人一〇人」「世界が尊敬する日本人一〇〇人」、『文藝春秋』「日本の顔」などに選ばれた経歴と多数の特許を有する外科医。高知県観光特使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓 さん

    現場での著者の実感、エッセイに近い形なので、日本の医療実態のアカデミックな比較を求めて読む方には注意が必要である。個人的には日本の医療保険制度に関する本をもっと読んで知識を補強したい。

  • yahiro さん

    あまり期待せずに読み出したのですが、良書でした。アメリカの病院に勤務した経験から、日本とアメリカの病院の実態、医療制度について切り込んだ意見が述べられています。両国はそれぞれで特殊な制度を採用しており、一長一短ありますが、それは社会的なバランスの上で成り立っていることであって、部分的にそれを採用しても全体は成立しません。しかし、訴訟社会であるアメリカが作り出した「性悪説に基づいた医療制度」も、合理的な面があり、興味深いです。一つ言えることは、人の命はお金では買えない、ということでしょうか。

  • coldsurgeon さん

    医療の究極の目的は何かと問われたときに、医療者は、明確に答えることができるよう心の準備をしているべきである。医療再生のカギは、インセンティブではなく意識改革であると著者は説く。いい仲間との仕事は楽しいという意識が生まれるだけで、自分が変わり、人が集まり、地域医療現場そのもおが変わっていくのだろう。「衣食足りるまで夢を語るな」

  • jj さん

    2016年刊。慈恵医大外科教授。米国アインシュタイン医科大学教授時代を含め、心臓血管外科手術に果たした功績を中心にその半生を語る。帰国後の医局のごたごた、製品開発の数々のエピソードは興味深い。それにしても米国医科大教授のサラリーが一億超といのは驚きだった。

  • タツヤ さん

    血管外科の第一人者である大木隆生先生が、今日の医療問題とその処方箋について論じた本。日本とアメリカの両方の医療現場に立ったからこその見方や考え方が詰まっていてとても勉強になった。またこの本は自伝にもなっていて、医師として働いていく上での信念など、真似したいと思うところも多くあり、これから自分が医師として働いていく上での1つのモデルにもなった。

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