石原慎太郎伝 MDN新書

大下英治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784295203339
ISBN 10 : 4295203335
フォーマット
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
398p;18

内容詳細

石原慎太郎、二律背反する政治と文学。これほど時代と添い寝した文学者、政治家も稀であろう。敗戦からわずか一〇年後、当時史上最年少で芥川賞を受賞。映画『太陽の季節』は実弟・石原裕次郎出演で大ヒットとなり、「太陽族」は社会現象となる。文壇においては、三島由紀夫に激賞され、その地位を築くが、三島事件の年、政治家となった石原が自民党内批判をする言に対し、三島は「士道にもとる」と新聞紙上で批判し、袂を分かつ。晩年、石原は田中角栄の金権政治批判の急先鋒であった過去を打ち消し、角栄を「天才」と称える。

目次 : 『太陽の季節』と石原慎太郎/ 石原裕次郎―昭和の大スター兄弟/ 「天皇陛下、敗戦の日に自決すべし」発言と三島由紀夫の天皇観/ 「青嵐会」血判事件と美濃部革新都政への挑戦/ 石原裕次郎死す/ 「私が尖閣諸島に灯台を建設した」に日本青年社が激怒/ 総裁選出馬と最下位得票四八票/ 一九九五年、なぜ石原慎太郎は永田町を去ったのか?/ ノーベル賞作家より東京都知事の座/ 会見でペットボトルに入った煤を撒く/ 外形標準課税導入と「三国人」発言の波紋/ 銀座に装甲車と羽田空港再拡張/ 東京都「尖閣諸島購入計画」の頓挫/ 橋下徹との合流―最後の野望/ 小池百合子一族と石原家―半世紀にわたる恩讐/ 田中角栄批判の急先鋒から一八〇度転換

【著者紹介】
大下英治 : 作家。1944年広島県に生まれる。広島大学文学部仏文学科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。『小説電通』(三一書房)でデビュー後、著書は480冊以上に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hideto さん

    今年2月に亡くなった石原慎太郎氏。自分にとっては作家というより、都知事のイメージが強い方ですが、彼の人生を追った評伝です。華々しい作家デビュー、国会議員時代の話等々ありますが、やはり印象深いのは都知事時代の仕事の数々。ディーゼル車規制のような有効な施策に取り組んだ一方、新銀行東京の失敗(作中には出てきませんでしたが)とかもあったなと。もし、都知事を辞めたあと国政に復帰しなければ、もっと作品を発表できたのではないか?そうしたかったのではないか?色んなことを思いました。

  • Go Extreme さん

    『太陽の季節』と石原慎太郎 石原裕次郎―昭和の大スター兄弟 「天皇陛下、敗戦の日に自決すべし」発言と三島由紀夫の天皇観 「青嵐会」血判事件と美濃部革新都政への挑戦 「私が尖閣諸島に灯台を建設した」に日本青年社が激怒 なぜ石原慎太郎は永田町を去ったのか ノーベル賞作家より東京都知事の座 会見でペットボトルに入った煤を撒く 外形標準課税導入と「三国人」発言の波紋 銀座に装甲車と羽田空港再拡張 東京都「尖閣諸島購入計画」の頓挫 橋下徹との合流 小池百合子一族と石原家 田中角栄批判の急先鋒から180度転換

  • mochizo さん

    大下英治さんが書いたので読んでみました。改めて、石原慎太郎という人物の美学と哲学と傍若無人ぶりがよくわかる本ですね。本の最初にある「昭和天皇が自決しなかったから、今の日本はだらしなくなった」という指摘、もし生きているうちに発言したらどんな人生になっていたのでしょうか。そういった意味でも、読む価値ある本でした。改めて、石原慎太郎という人物を知るためにも。

  • okina さん

    何をやったか?私は石原慎太郎さんは好きです。

  • TSUJINO Yusuke さん

    ☆☆☆★

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人物・団体紹介

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大下英治

1944年、広島県生まれ。広島大学文学部卒業後、「週刊文春」記者として活躍。81年、『小説電通』でデビュー。政財界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで精力的に執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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