モバイルハウス 三万円で家をつくる 集英社新書

坂口恭平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207019
ISBN 10 : 4087207013
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
190p;18

内容詳細

路上生活者の老人から啓示を受け、ノウハウを学んだ著者は、予算三万円足らずで「移動できる家=モバイルハウス」をつくりあげた。およそ二畳間大のモバイルハウスは、思いのほか、快適な空間だった。そして、土地とは何か、家とは何か、住むとはどういう営みなのか…等々、根源的な思考をうながしてきた。それは、小さいけれど壮大な、社会実験の装置だったのである。前著『独立国家のつくりかた』で提示された「一人で国をつくる」という思想は、「一人で家をつくる」という実践から生まれた。著者の原点を余すところなく開示する、痛快なドキュメント。

目次 : 実験の始まり/ 土地は一体誰のものか/ モバイルハウスは家か、車か?/ 自力で家を建てるということ/ 多摩川文明を訪ねる/ モバイルハウスをつくる/ インフラを整える/ 駐車場を借りる/ 東日本大震災とモバイルハウス/ モバイルハウスでの生活/ 一つ屋根の下の都市生活/ モバイルハウスヴィレッジ計画/ 新しい土地の使い方を考える/ 家とは何か

【著者紹介】
坂口恭平 : 1978年熊本県生まれ。作家、建築家、絵描き、踊り手、歌い手。早稲田大学理工学部建築学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿呆った(旧・ことうら) さん

    考えていることが面白い。けど、こんなことばかり考えている人が多くなれば、日本の国力が下がりそうだ。

  • ケー さん

    再読。改めて読んでみるとモバイルハウスによって自由な生活を手に入れているようで、実のところ休息や排泄、インターネットやライフラインはかなり都市システムに依存した自由だなと感じた。しかしそれを否定的な意味には感じなかった。むしろ、都市システムで事足りるものは徹底的に都市に設置してみんなの公共として利用し合えばいいよなぁと感じた。机上の空論だろうけれども。そして坂口さんのこの考え方はこの前読んだphaさんの考え方もほぼ同じことにも気づいた。読み直してまた新たな発見。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん さん

    三万円以内でベニアなどで家を作り、車輪を付けて駐車場などで暮らす。面白そうだった。

  • ふろんた さん

    読む価値はあるのですが、やり方に不満が多い。まず、モバイルハウスで事足りるインフラが整備されてきたことに触れるべき。20年前ならパソコン買って電話回線引かなければならなかったのがスマホ1台で済むとか、必要なモノや情報のの入手が容易になったこともネットの恩恵です。昔なら所有しているほうが安心、安全だったのが今は雇用は流動的、災害等も考慮すると失うリスクのほうが大きいと考える時代。住居もモバイル化される時代というストーリーなら受け入れられるのですが、これはただの自己満足にしか思えなかった。

  • あまね さん

    『大人の工作』のようなモバイルハウス・ルポは楽しく読むことができました。『〇円生活』をするために、トイレや水回りは公園などの公共のものを使う、無料WiFiを使う等々は、私の感覚では『それはちょっと違うなぁ』と思いますが、家の在り方そのもの、『住まう』という観念について一石を投じるエッセイだったのではと思います。

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人物・団体紹介

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坂口恭平

1978年、熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科を卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行う。自ら躁鬱(そううつ)病であることを公言。2012年から死にたい人であれば誰でもかけることができる電話サービス「いのっちの電話」を自身の携帯電話で続けている。2023年2月には熊本市

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