離れていても家族

品田知美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750518060
ISBN 10 : 4750518069
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
312p;19

内容詳細

低い出生率と世界一進んだ高齢化、ひとり親世帯の貧困率、さらには同姓を強いられる唯一の制度を持つ現代の日本の家族とはどのようなものなのか。本書は、日本とイギリスの家族を調査、比較しながら、日本の家族の実像を探る。父が仕事で不在がちでも、ワンオペ育児と家事で女性たちが疲弊しても、意外にも多くの人が、「家族」を大切なものと考えている。保守派が目論む自助を担う器ではなく、フェミニズムが忌避する女性を閉じ込める檻でもなく、一人ひとりが自由で、かつ頼り合える家族をどのようにつくることができるのか。社会学者たちが自らの体験を踏まえながら家族のこれからを語る。

目次 : 序章 幻想の家族像を捨てる/ 1 家族像の輪郭―生活時間の変化から/ 2 生活の充実感をもたらすものは何か/ 3 リビングという空間―住まわれ方の日英比較/ 4 「郊外」から考える―「家族」と「幸福」の物語/ 5 家族生活の意味論―日本とイギリスの価値意識/ 座談会 日本の家族像を点描する(品田知美×水無田気流×野田潤×高橋幸)

【著者紹介】
品田知美 : 早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。1964年三重県生まれ、愛知県育ち。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。城西国際大学福祉総合学部准教授などを経て、現所属。専門領域は無償労働と生活時間を軸とした日常生活の社会学

水無田気流 : 國學院大學経済学部教授。1970年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(学術、哲学)。専門領域は文化社会学、ジェンダー論。詩集『音速平和』(思潮社)で中原中也賞、『Z境』(思潮社)で晩翠賞をそれぞれ受賞

野田潤 : 東洋英和女学院大学専任講師。1979年長野県生まれ、長崎県育ち。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。修士(学術)。専門領域は親密性と子どもをめぐる家族言説の社会学

高橋幸 : 石巻専修大学准教授。1983年宮城県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。修士(学術)。専門領域は、社会学理論、ジェンダー理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 遠宮にけ❤️nilce さん

    英日の家族比較研究。ここから何をもって相手を親密な関係と認識するか、家とはどういう場所なのか、夫婦関係、親子関係、親戚との距離感などなど、比較することで日本人として当たり前にしてきたものが浮かび上がってきた。 家を公に私たちを表現するものとして使用することなどほとんど考えたことがない我が家も、典型的な日本人の家だ。 かなり日が空いてのざっくりした記録となったが残しておく。

  • 読書熊 さん

    家族の形を考えるきっかけ

  • n___syu. さん

    難しい文章だったけど、身近な内容だったから読めた。家族ね、、、意外ととんでもない悩み抱えている人もいるし、自分は幸せな方なのかもと。この日本での子育ては考えていきたい。

  • Miki Shimizu さん

    イギリスと日本の家族を比較した研究を本にしたもの。リビングの様子とか、社交?家に他の家族を呼んでもてなす頻度の違いとか。日本は一緒にいなくても家族って思ってる率が高いらしい。家族のために働くとか、将来のために塾に行くとか、それが容認されてて、家族で一緒にご飯食べなくてもありになってる。イギリスは家族揃ってご飯とか、友達の家族を呼んでパーティーとか、常に一緒にいて家族だと確認しあうらしい。へー。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

品田知美

早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。1964年三重県生まれ、愛知県育ち。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。城西国際大学福祉総合学部准教授などを経て、現所属。専門領域は無償労働と生活時間を軸とした日常生活の社会学

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品