検証・法治国家崩壊 砂川裁判と日米密約交渉 「戦後再発見」双書3

吉田敏浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422300535
ISBN 10 : 4422300539
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
347p;19

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読書メーターレビュー

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  • ステビア さん

    安保法体系の憲法体系に対する優越。日本には主権も立憲主義も三権分立もなかった。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    史料のポイントはゴシ太。1959年3月31日。緊急極秘公電が戦後日本の進路を決定づけるとは(015頁)。米軍駐留は憲法違反と明言した 伊達判決(前日022頁〜)。跳躍上告までして、マッカーサー大使は異例を求めた背景に、米軍駐留は違憲の伊達判決をくつがえしたい米政府・軍の 意向があった模様(029頁)。密談があったことは、現代の特定秘密保護法のように、卑怯なやり方だと思われる。日米安保条約は高度の政治性を 有する。だから合憲、違憲判断は、内閣と国会の高度の政治、自由裁量 的判断と表裏一体。 

  • よこしま さん

    1959年砂川裁判。立川米軍基地の滑走路拡張工事を止めようとした砂川町(現・立川市)、地裁の伊達判決では憲法に違憲となりましたが、高等裁を飛び越え一気に最高裁に入らせ、米国に有利な逆転判決となりました。2008年、マッカーサー大使(司令官の甥)と田中最高裁長官が伊達判決以降に何度も密談をしていた機密文書が発見され、裁判の裏が分かりました。

  • 勝浩1958 さん

    東京地裁の「砂川裁判」判決は日米の密約交渉によって、最高裁で覆されました。 この間の経緯を見ますと、日本は正にアメリカの傀儡国家にも等しいように感じられました。米軍に関することはすべて治外法権の状態にあります。極論すれば、日本全土を米軍の基地にしてしまえば、日本の国民は手も足も出せなくなります。日本の裁判所は「統治行為論」によって逃げてしまいます。また、アメリカの解禁秘密文書で明らかになった事実を日本政府は隠したまま、その事実を認めようとしません。日本人は日米両政府に馬鹿にされたままです。

  • coolflat さん

    砂川判決や安保交渉や戦車輸送阻止事件の裏で行われた米国の秘密工作について解説。砂川判決に関して言うと、「米軍の日本駐留は憲法9条に違反」という、砂川事件一審判決(伊達判決)に強い不満を持った米国は、マッカーサー駐日大使を通じて、日本政府と最高裁長官に政治的工作と内政干渉を行った。翌年に控えた新安保条約に間に合わせるため跳躍上告を要求。また逆転判決を得るための方便として、「わが国の存立の基礎にきわめて重大な関係をもつ」と考える問題について、裁判所は憲法判断しなくてもよいという、統治行為論が使われたのである。

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