左翼も右翼もウソばかり 新潮新書

古谷経衡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106106378
ISBN 10 : 410610637X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
237p;18

内容詳細

もうウソにはうんざりだ。いかに事実と異なろうとも、人は見たいものを見てしまう。「日本は戦争前夜」「若者が政治に目覚め始めた」「福島はまだ危険だ」「中国はもう崩壊する」……左翼は常に危機を煽り、右翼は耳に心地いい情報だけを信じる。巷にあふれる言説の多くは、論者の身勝手な「願望」の反映に過ぎない。注目の若手論客が、通説・俗説のウソを一刀両断! 騙されずに生きるための思考法を提示する野心作。

【著者紹介】
古谷経衡 : 1982(昭和57)年札幌市生まれ。著述家。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。インターネット、ネット保守、若者論などを中心に言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    たまにはこのような本を読むことで最近のマスコミなどの状況を知ることができます。私は基本的にはテレビは見ずに新聞などもあまり読まなくなりました。というのはすべて同じことばかりあるいは宣伝費獲得のために企業におもねったりあるいは購読者を増やすためということがあからさまに感じられるからです。この本では右や左の論説などを一刀両断にしてくれてまさにその通りといいたくなります。

  • harass さん

    図書館で適当に選んで手に取る。かくあるはずだという「願望」で事実を見れない言説を右も左も取り上げて実際はどうなのかを検証してある。世間的によく言われる「若者の草食化」「若者の○○離れ」のなども。「願望」がこじれると陰謀論に繋がるのはオカルトがらみの本でよくわかっていていろいろうなずけた。途中退屈してきたが最終章が著者の一番いいたいことだろう。「願望」ではなく「意思」を持てと。現実を科学的に常識的に冷静に見つめて、主体的に行動せよと。全然期待してなかった本で初読みの著者だが思いかけずに良い本だった。

  • HANA さん

    若者の右傾化、福島、安倍晋三は独裁者である等。斯様な言説は右左問わず垂れ流されているが、本書ではそれらを彼らの「願望」が映し出したものと喝破している。コレ社会学というより、むしろ心理学の範疇に入るのではないか。右も左も国民からは乖離していっているというのがよくわかる。全体的に左翼の占める割合が大きいが、産経の誤報や福島等右の言説もきっちり批判している。個人的に一番面白かった部分は反安倍陣営が、何故あれほど民主主義をお題目みたいに説いているかを論じた部分でありました。人間信じたいものしか信じないものだなあ。

  • yamatoshiuruhashi さん

    偏った願望から事実を捻じ曲げて考える。のみならずその捻じ曲げた事実をまるで真実のように垂れ流す。それは左翼の専売特許ではなく右翼も同じことをしている。著者自身の立場とは全く関係なく、左右のある意味の願望に基づくプロバガンダを炙り出す文章に惹かれた。これまでこの著者のヘアスタイルなどの外面的部分、自らの意見を述べる立ち位置には共感できない部分があった。しかし、本書における論旨は自らの政治的意見などとは離れて明確である。これこそ「社会科学的態度」だと思う。読んでよかった。

  • HMax さん

    科学的思考がいかに大事か教えてくれる良書。嘘にはうんざり。見たいものだけ見るのならまだいいが、人に押し付けるのはやめてください。「願望」で記事に角度をつけ「事実」を歪めるマスコミや知識人に要注意!! この本を読んでから、「これは願望によって角度がついているのでは?」ということが非常に多く、真っすぐに話が聞けなくなってしまった。会社でもしょっちゅうある話し。「新開発のA製品、これだけ他社より性能が高いので、高くても売れる。」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品