白物家電の神話 モダンライフの表象文化論

原克

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791766468
ISBN 10 : 4791766466
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本

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読書メーターレビュー

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  • Mentyu さん

    いわゆる「白物家電」がどのように成立してきたのかを、白物家電の代表格だとする冷蔵庫を中心に検証していく内容となっている。19世紀の天然氷冷蔵函から書きおこし、ただの冷蔵装置が「衛生的」で「モダン」な白物家電となっていく過程を追っていく流れは非常に興味深く読めた。ただ、東日本大震災の直後に書かれたこともあり、電気に依存する生活へのアンチテーゼが随所に見受けられるのは人を選ぶかもしれない。また、表象文化論の「連想ゲーム」的な側面を擁護しようとして、文章が冗長になっているのはかえって逆効果のように思えた。

  • 今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン さん

    子どもを持って最初に衝撃だったのは、「花は美しい」というのは誰かがインプットしないと得られない感覚であること。誰かが、花は汚い、と入れてしまったらそれはその子の価値観となるのだ。いかに後天的にインプットされたものが大きいか。なぜ冷蔵庫は白くないといけなかったのか。なぜ白物家電という言葉が出来てしまったのか。怖いわー、いかに作為的な言葉のインプットで人は左右されてしまうのか。節電の前に、なぜそういう家電を必要とさせられてしまったのか、必要ないものを必要とさせるのがメーカーにとっての売ることなのだな。

  • かなこ さん

    過去の科学啓蒙雑誌の語り口を読み解くことで白物家電やモダンライフ神話の系譜を追っている。それが現代の価値観に繋がっているということに気づきました。前置きで電気エネルギーや原子力について触れていたのでその辺りの話も加わるのかと思いきや、それはまた別の話でした。筆者の本を初めて読みましたが、ひとつひとつ丁寧に説明されており分かりやすかったです。

  • たくのみ さん

    電気の持つ「親愛なるさりげなさ」、その本質が、過度の依存と神話を生む。「電気はイデオロギー」というより、そっちを強調したほうがいいのでは。 でも、とても読みやすく、電化製品の歴史的イラストや写真が楽しい。多岐な話題がうまく収斂していて、文章の展開がていねいで気持ちがいい。

  • takao さん

    ふむ

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人物・団体紹介

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原克

1954年生まれ。立教大学文学部独文科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、神戸大学国際文化学部助教授、立教大学文学部助教授・教授、ベルリン・フンボルト大学客員教授を経て現・早稲田大学教育学部教授(表象文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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