日本のいちばん長い夏 文春新書

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166605941
ISBN 10 : 4166605941
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
追加情報
:
18cm,181p

内容詳細

日本人は終戦をどう受けとめたか。政治の中枢から庶民まで、30人が一堂に会し、生々しい言葉で語り合った、忘れてはいけないあの戦争。貴重な証言で埋め尽くされた「後世への贈りもの」。

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後文藝春秋入社。『週刊文春』『文藝春秋』『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞を、『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かおりんご さん

    半藤さんと、多くの方の会談会。軍部にいた方、最前線で戦っていた方、収容所にいた方、内閣で働いていた方など、とても幅広い方からメンバーが構成されていて、あの夏の様子が、いろんな角度から検証されているのが面白い。「いちばん長い日」を借りるつもりで偶然手にしたけれど、これはこれで面白かったのでオッケー。

  • kiyoboo さん

    「日本のいちばん長い日」が図書館になかったので、この本を手に取った。戦後18年の昭和38年に終戦記念日の関係者を集めた座談会。今ではほとんどの方が亡くなっているので実に希少価値がある。多大な経費を掛けた原爆も最初から回避する意思がなかったことや玉音放送も実は軍部向けだった?しかも陛下自ら撮り直しをしたなどの新事実も書かれている。実に興味深い作品だった。

  • とみやん📖 さん

    今年も終戦を迎えたときと同じように暑い夏がきた。毎年この時期はかの大戦を振り返るようにしている。今回は、半藤一利さんの代表作。戦争の傷跡がまだ癒えぬ昭和38年6月に、歴史の証人28人を「なだ万」集めて、ポツダム宣言の発表から玉音放送までを振り返る企画(加えて、町村金五元警視総監と吉田茂元首相も誌上参加)。歴史的研究が進んだ今となっては、驚くに足りない内容にも思えるが当時としては、それまで分からなかった新事実も飛び出し、非常に意義のあることだったのだと思う。文藝春秋時代の半藤さんの活躍も脱帽。

  • 川越読書旅団 さん

    基本リベラルのスタンスなのだが、大儀を重んじ行動する当時の国民に対しては生理的に胸を熱くしてしまう。

  • RED FOX さん

    「ある人は帷幕のうちにあり、ある人は前線に、ある人は捕虜収容所にありました。いまこの日を想起するのは今度の戦争で死んだ三百十万人以上の同胞のことを忘れないためなのであります」ポツダム宣言から終戦までの息を呑む秘話を語り合う世界各所にいた三十人座談会が貴重。再読。

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半藤一利

昭和5年(1930)生まれ。作家。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長を歴任。昭和史研究の第一人者として知られる。令和3年(2021)1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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