昭和天皇物語 11 ビッグコミックス

能條純一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098614585
ISBN 10 : 4098614588
フォーマット
出版社
発売日
2022年10月28日
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
200p;18

内容詳細

止まらぬ陸軍の暴走に彼の人は‥!?

待望の嫡男・明仁誕生。その喜ばしい報の一方、
陸軍の内部は皇道派と統制派に分裂、互いに反目しあっていた。
そんな中、皇道派の暴走を抑えようとする統制派の永田鉄山が‥‥!?


【編集担当からのおすすめ情報】
暴走する軍部の勢力が拡大を続ける!!
昭和維新を断行せんとする青年将校達の想い、
権力を掴むべく権謀術数をはかる軍部の中枢、
各々の想いが交錯する中、そしてついに‥‥!!

今こそ読むべき昭和史の決定版最新第11集!!

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    昭和11(1936)年2月26日午前5時25分日本陸軍皇道派の青年将校・歩兵第3聯隊隊長安藤輝三が、鈴木貫太郎侍従長を襲撃した。妻のタカには天皇裕仁から電話があった。昭和維新とは天皇親政の軍事政権を樹立するための都合の良い呼び名に過ぎない。斬殺された永田鉄山軍務局長や東條から推され陸軍大臣になった林銑十郎らの統制派は、関東軍の満州全土占領し熱河作戦、北支進出を天皇の与り知らぬところで断行した皇道派を一掃しようとしたが、革命思想に駆逐された。犬養首相を襲撃した五・一五事件の四年後、軍の暴走が止まらない。

  • yoshida さん

    2.26事件の勃発迄。事件に至る経緯が描かれる。陸軍内部の皇道派と統制派の争い。皇道派は昭和恐慌による農村の困窮を憂い、昭和維新による天皇親政を目指した。実態は陸軍皇道派による軍事政権樹立か。国を憂いる気持ちはあったと思う。しかし、テロもしくはクーデターの手法は褒められたものではなかった。日米開戦前に、立たねば軍の不満による内乱を恐れる気持ちが、日本の指導者達にあったであろう。その為、このテロによる日本への負の影響は非常に大きかったと言える。皇道派と統制派、更に陸軍と海軍の融和があれば違う道もあったか。

  • りらこ さん

    疾走しているスピード感があるのに日付はあまり進んでいない。何故なら二・二六事件へ至る道を丁寧に描いているから。相澤事件が引き金。裏で操る存在。政治を我がものとしようとする軍人たち。バランス感覚のある人達もきちんといる。陸軍の内部の動きも把握している。でも大きな波は止められはしない。鈴木貫太郎はここで死なない。タカの機転の素晴らしさがその後の日本の道を決する。命が重い。思想と命が結びついている時代。

  • ぐうぐう さん

    「革新とは広く衆知を集め、現実的に練られた計画を地道に作り上げ、段階的に進めていく……革新は破壊ではない。また、ひと晩で叶うものでもありません」そう説いた永田鉄山は兇刃に倒れる。その刃を振り下ろした安藤輝三は決意を固くし、2月26日に向かってひた走る。かつて裕仁は言った。「未だに私は、満洲国について、何もわからない」と。陸軍の分裂によって引き起こされようとしている昭和維新において、能條純一は(あるいは半藤一利は)こう描く。「日本の中心にいるべき天皇は、まだ知らない。これらのことすべて……」(つづく)

  • のぶのぶ さん

     2.25事件が起こっていまう。その根底には、今の日本を変えたい、どうにかしたいという思いがあるが、どこか歪んでいるのだろうか。いろいろな立場での苦労があり、また、私利私欲や陸軍の権力抗争などが絡まり合っているように思う。戦争に向かって、少しずつ進んでいってしまう。もうひとつの事件も同様。今のマインドコントロールみたいで恐ろしい。何か思い込んでしまう恐ろしさを感じる。昭和天皇ひとりで、変えたくても変えられない、歯止めがきかない状態なのだろう。

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