金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ 祥伝社新書

副島隆彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396115425
ISBN 10 : 4396115423
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
313p;18

内容詳細

副島隆彦を所長とする研究者集団が、さまざまな角度からユダヤ思想と資本主義を論考する。“資本主義以後の世界”が問われる今、必読の知的一冊。

目次 : 1 ユダヤ人だけが、なぜ金儲けが上手いのか/ 2 ユダヤ商人の原像―『ヴェニスの商人』のシャイロックを解剖する/ 3 近代資本主義の精神をつくったのはプロテスタントではない―羽入論文をめぐって/ 4 「近代資本主義・ユダヤ人起源説」を、いちはやく見抜いたのは誰か/ 5 近代ヨーロッパ史とユダヤ人―十七、十八世紀のオランダ・イギリスを中心にして/ 6 十七世紀オランダの盛衰とユダヤ商人/ 7 ユダヤ教が果たしたカルヴァンへの影響―だから資本主義はユダヤ人がつくった/ 8 ユダヤの商法を擁護したベンサムの思想/ 9 ユダヤ商人と浪花の商人/ 10 アメリカ映画にみるユダヤ人の強かさ

【著者紹介】
副島隆彦 : 評論家。1953(昭和28)年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論の分野で画期的な研究と評論を展開。「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yuui02 さん

    小室直樹氏の著書で近代資本主義とはプロテスタンティズムの勤勉の哲学がベースにあると言っていたが、その弟子である副島隆彦氏は近代資本主義とはユダヤ思想なのだと師匠の間違いを指摘。プロティスタンティズムはユダヤ思想と密接な関係がある。ゾンバルト曰く「資本主義の精神の形成に意味のあるピューリタンの教義の構成要素のすべてが、ユダヤ教の理念圏からの借り物である」「資本主義の精神はユダヤ教の教義とキリスト教の倫理との合作である」

  • papaya さん

    金儲けのためのユダヤ思想のHOW TO本か、と思っていたが、そういうお手軽な内容ではなかった。仏教もイスラム教もキリスト教も他人にカネを貸し付けて利子をとることはタブーであるが、ユダヤ教は同志に貸す場合には利子はとらないが同志以外に貸す場合には利子を取る。これが資本主義の基礎となっている。と。なるほど。

  • christinayan01 さん

    副島さんがユダヤ人をリスペクトするだと...というのが最初の感想。内容はどうしてユダヤ人がカネを尊重するのかの期限に迫り、手法と精神、迫害の歴史が優しく書いてあるほうだと思う。 幸福の高さの尺度をお金にする点は理解していたが、やはり利子の力は強大だなあと。

  • ハザマー さん

    ナニワの商人と似ているユダヤ商人だが、根本的に異なる点は過酷な迫害差別を受けながら生き抜いた歴史、自分の身は自分で守る精神などからくるものであるようだ。 ひとつのバイブル(聖典)なるものの大きさは、学べるものではない。

  • ひろし2 さん

    最初だけ読んだのみ

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副島隆彦

評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任

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