世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて 集英社新書

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208368
ISBN 10 : 4087208362
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
姜尚中 ,  
追加情報
:
250p;18

内容詳細

アメリカの国力の低下と共に勃興する諸大国の新たな覇権主義。拡大する中東の戦乱、国境を越える大量の難民、欧州のテロ事件。行き過ぎたグローバル経済と格差社会。国内に目を転じれば大規模な災害が起こる中、平和主義の戦後レジームからの脱却を主張する動きが勢いを増している。いよいよ混迷を深める世界と社会の情勢。その背景にあるのは、世界史レベルのパラダイム(知的枠組)の地殻変動である。顕在化している近代の崩落過程についてリベラル派の言論人を代表するふたりが語り合い、難局を避けるために必要な世界の見取り図を提示する。

目次 : 序章 問題提起 世界は「最終戦争」に向かっているのか/ 第1章 液状化する国民国家とテロリズム/ 第2章 我々は今、疑似戦時体制を生きている/ 第3章 帝国再編とコミューン型共同体の活性化/ 第4章 グローバリズムという名の「棄民」思想/ 第5章 シンガポール化する日本/ 第6章 「不機嫌な時代」を暴走させないために

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家・武道家

姜尚中 : 1950年熊本県生まれ。東京大学名誉教授。政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tαkαo Sαito さん

    先入観抜きで読んだらとても勉強になった。またコロナという文脈で読むと、半分くらい「予言の書」みたいな感じになってる笑? 4年前の書籍だが内容が新鮮。国家、政治、国防、都市構造、建築、難民 など人類がこの200年程度で一生懸命築いてきた文明や顕在化したままの問題を含め、世界を大きく変えるのは「戦争」によって、ではなくウイルスの到来によって早まってしまうだろう。非常にシニカルで的を射た内容で読み応えがあった。文明の転換期にある私たち人類は立ち上がれるのか、はたまた破滅へと突き進むのか、静観していきたいと思う。

  • Tenouji さん

    イスラエルの旅の直後に読んだので、内容が染み渡る感じw。遊牧民の旅人を受け入れる姿勢。日本人には、そのような感覚があるようで、ないような感じ。人間的な身体感覚に基づいた、合理的で実践的な社会の構築。いろいろ、思考を刺激される内容。2冊読みの感想ブログにも書きました。https://tenouji.hatenablog.com/entry/2019/01/25/232627

  • もりくに さん

    1950年生まれの「大風呂敷」の内田さんと、ち密な思考の姜さん。さて、話がかみ合うのか、お立会い。合うんですねー これが。主に姜さんが「聞き役」「引き出し役」に廻って。まず、度々「テロ」に見舞われるフランスについて。近代市民革命の「誇るべき成果」の一つ、「政教分離の原則」を、「宗教は私事ではなく、公的生活においても信仰に準拠してふるまいたいと言うなら、私は受け入れる。」と。まず、「私」が先に譲る非対称的な振る舞いが、「共生」には不可欠と。ムスリムの移民、難民に悩む状態は、日本に居れば正直、理解が及ばない。

  • さきん さん

    左派リベラルと右派保守の違いには、経済成長を目指すか否かに大きな違いがある。姜氏に至っては、近代化が朝鮮民族を含む棄民を発生したという点からも経済成長前提ではない社会を作る必要ありと主張。また、ドイツ移民受け入れに対しては肯定的な評価。グローバリズムに対する批判や急激な近代化が棄民を大量に生み出したことはその通りだと思うが、経済成長を前提にしない社会は、禁欲社会を意味し、社会の停滞を強めるので同意しかねる。

  • fseigojp さん

    池上・佐藤のコラボにちょっと飽き また、このお二方にもどる

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人物・団体紹介

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内田樹

1950年東京生まれ。思想家、武道家(合気道7段)、神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。2011年、哲学と武道研究のための私塾「凱風館」を開設。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第3回新書大賞

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