日本的雇用慣行を打ち破れ 働き方改革の進め方

八代尚宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532356323
ISBN 10 : 4532356326
フォーマット
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
310p;19

内容詳細

派遣・契約労働はじめ、多様な働き方に対応できない日本の雇用問題の本質は、正規と非正規など労働者同士の利害対立=「労・労対立」だ。通説の誤りをただし、誰にとっても働きやすい仕組みへの改革を提示。

目次 : 第1章 日本の労働市場の何が問題か/ 第2章 効率的な労働時間規制へ/ 第3章 女性の管理職比率30%をどう実現するか/ 第4章 「年齢差別」からの解放/ 第5章 解雇ルールの明確化で「労・労対立」を防ぐ/ 第6章 不安定雇用を助長する労働者派遣法/ 第7章 労働契約法の正しい活用を/ 第8章 外国人労働者の活用/ 第9章 日本的雇用慣行の相互補完性:なぜ「岩盤規制」なのか/ 終章 人事部の改革はなぜ必要か

【著者紹介】
八代尚宏 : 国際基督教大学客員教授・昭和女子大学特命教授。1946年生まれ。68年国際基督教大学教養学部卒業。70年東京大学経済学部卒業、経済企画庁入庁。81年米国メリーランド大学Ph.D.取得。OECD経済統計局主任エコノミスト、上智大学教授、日本経済研究センター理事長、国際基督教大学教授などを経て現職。小泉内閣で規制改革会議委員を、第1次安倍内閣・福田内閣で経済財政諮問会議議員を務めた。主な著書に、『現代日本の病理解明』(日経経済図書文化賞受賞、東洋経済新報社、1980年)『日本的雇用慣行の経済学』(石橋湛山賞受賞、日本経済新聞社、1997年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • えちぜんや よーた さん

    「働きかたを変えよう!えいえいおー!」という抽象的な精神論ではありません。規格品を大量生産するための手段であった「長期雇用保障・年功賃金・企業別組合」の3点セットに狙いを絞って、テレビ・新聞では言いにくいことをバンバン言うてはります。公的年金の3号被保険者制度、所得税の配偶者控除、派遣社員の常用代替防止などなど。夏の季節になるとあちこちで「戦争特集」がはじまるけど、労働の世界はいまだに1940年の「国家総動員体制」なんやね。

  • pkuri さん

    経済低成長時代に、いかに日本の成功体験雇用モデルから、新しい労働政策を示していくか、大変示唆に富む著書。 労使対立ではなく、各所に労・労対立があるとして、課題を浮き彫りにしてくれる。

  • もなか。 さん

    働き方改革を考えるための基本が載っていてよし。…ちょい文章が冗長なのが残念。

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八代尚宏

メリーランド大学経済学博士、上智大学教授、日本経済研究センター理事長、国際基督教大学教授、昭和女子大学副学長等を経て、同大学特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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