瀬島龍三 参謀の昭和史 文春文庫

保阪正康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167494032
ISBN 10 : 4167494035
フォーマット
出版社
発行年月
1991年02月
日本
追加情報
:
16cm,302p

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読書メーターレビュー

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  • hatayan さん

    1991年刊。太平洋戦争で大本営の作戦参謀、戦後は商社で異例の出世、晩年は行革の影の主役として活躍。山崎豊子『不毛地帯』の主人公のモデルとされた瀬島龍三。 瀬島は組織の意を汲んで動く極めて優秀な参謀でしたが、過大な戦果を修正した電報を握りつぶした疑惑、シベリアの捕虜抑留を戦後の人的補償としてソ連と秘かに交渉していた疑惑など、肝心な場面を問われると曖昧な態度で濁します。著者は関係者の証言を集めて、語られないことに真実が宿るという仮説の検証に一定成功しています。 当事者が存命の時期に著された貴重な一冊です。

  • yoshida さん

    瀬島龍三が亡くなって久しいが、彼は話さなければいけない事を話さずに亡くなった。すなわち、シベリア抑留や大東亜戦争での台湾沖航空戦電報握りつぶしの真偽である。正直、ソ連で生き延びる為にシベリア抑留を認め、情報の握りつぶしも行ったのだろう。彼はこのおびただしい犠牲に対し、謝罪もなく95才で亡くなった。大本営参謀としての責任をとらなかった。このようなノンフィクションを読み次ぎ、先人の歩みや苦労を忘れてはならないと思う。

  • Willie the Wildcat さん

    真実は1つであっても、異なる視点で事実も異なる。瀬島氏の果たした義務と齎した責任。史実と証言の積み重ねが”状況”を作り上げる。責任の定義とは?史実を丁寧にまとめあげるも、若干著者の感情的な表現が、気になるところ。伊藤忠社長となれなかった点も、”参謀”たる所以。(是非はともかく)公私企業での実績から、名参謀の1スタイルなのかもしれない。

  • 高橋 橘苑 さん

    大阪人だからか(言い訳だが)、歩道の赤信号は渡ってしまう事がある。しかし、子供が周囲にいるかは確認する。大人として、次世代に対する配慮があるからである(苦笑)。次世代に対する責任は、何か含羞を含んだものになるのではないか。失敗や後悔の苦い思い出を通じて、言葉にしにくい何かを伝えたいと思うのではないだろうか。瀬島は歴史の証言者として、語るべき責任を回避している。「この日本ほど世界でいい国はない、と私は信じております」と瀬島は語るが、そのとおりだと自分も思う。著者の指摘する様に、その言葉に含羞は感じられない。

  • 藤瀬こうたろー さん

    太平洋戦争時、陸軍大本営の作戦課で陸軍少佐として在籍し、シベリア抑留後、伊藤忠商事で会長職まで勤め上げ、その後、臨調のメンバーとして行政改革に携わった人物の話。この本では、大本営の参謀としての責任や終戦直後のソ連との取引疑惑を含め、瀬島氏が説明責任を果たしていないことを弾劾しています。ただ、文中で後藤田正晴さんの言う通り人物評価は難しい。人の事をひたすら悪く書こうと思えばこういう内容になるという見方もできます。責められる部分は多分にありますが、良くも悪くも典型的な調整型の秀才というのが率直な感想です。

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人物・団体紹介

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保阪正康

昭和史研究家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。編集者時代の1972年に『死なう団事件』で作家デビューして以降、一貫して日本の近現代史を検証し続け、約5000人もの歴史の証人を取材してきた。2004年、昭和史研究の第一人者として第52回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に

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