宝田 明の指揮による『ゴジラのテーマ』を収録!
伊福部 昭 百年紀 Vol.6の伝説のライヴがCD化!
今年(2019年)で公開65年をむかえた東宝映画『ゴジラ』(1954年/監督:本多猪四郎)。音楽を担当した伊福部 昭は生誕105年、主演俳優の宝田 明も芸能生活65年の記念の年を迎えました。
100年単位で愛される伊福部 昭の音楽の素晴らしさを伝えるために「百年紀」として2014年にスタートしたシリーズ Vol.6。伊福部 昭の名作映画音楽を現代に甦らせるコンサートとして続いています。これまでに多くのゲストをむかえて、様々な側面から伊福部サウンドにスポットを当ててきました。Vol.6のゲストは、1954年に『ゴジラ』で主演デビューとなった俳優の宝田 明。「ゴジラは同級生」と語る宝田 明が、オーケストラを指揮してあの『ゴジラのテーマ』を演奏しました。宝田 明は東宝の俳優養成所時代に、伊福部 昭から音楽について指導を受けていて、今回の演奏は、伊福部先生への恩返しであった、とも語っています。ミュージカルでも活躍する音楽的才能に溢れた宝田 明指揮による『ゴジラのテーマ』はダイナミックでゴージャス。記念碑的な録音となりました。また、宝田 明出演、伊福部 昭音楽による「緯度ゼロ大作戦」「コタンの口笛」「忠臣蔵」などをメドレーにした組曲も演奏、収録されています。
【樋口真嗣監督のリクエストによる映画版『わんぱく王子の大蛇退治』組曲!】
2003年に交響組曲として再編された映画音楽「わんぱく王子の大蛇退治」。再編した折には、電気楽器をカットして通常の演奏会で取り上げやすく再編されていました。このバージョンも素晴らしいのですが、映画の原典版をと望む声も多かったのです。そのようなファンと同じ気持ちを持っていたのが伊福部 昭百年紀の副委員長をつとめる樋口真嗣監督。樋口真嗣監督に「百年紀へリクエストするならば?」と質問したところ、その返答が「わんぱく王子の大蛇退治」の映画版を聴きたい! でした。
カットされた楽器を復活させて、交響組曲に使われなかった楽曲も含む25分近い大作として映画版の『わんぱく王子の大蛇退治』組曲を復元! エレクトーンを含むハイブリッド編成であるオーケストラ・トリプティークの底力を味わえるクオリティーの高い演奏となりました。
【『怪獣大戦争』『ゴジラVSモスラ』など、人気作品の組曲も収録!】
伊福部マーチ愛好者には絶対にはずせない「怪獣大戦争マーチ」はもちろん、映画の録音では、黒柳徹子の父・黒柳守綱が演奏したと言われるラモーの楽曲も加えた『怪獣大戦争』組曲。これまででも最高レベルのメーサーマーチ! と絶賛された演奏を含む『ゴジラVSモスラ』組曲も聴きどころです。
オーケストラ・トリプティークの常任指揮者水戸博之(北海道出身)による初のフル・オーケストラ編成の百年紀となりました。(販売元情報)(写真 販売元提供)
【収録情報】
1. ゴジラのテーマ(宝田 明指揮)
2. ラモー:タンブラン(三宅政宏、藤井麻理)
3. 『怪獣大戦争』組曲
No.1:メインタイトル
No.4:P1号と木星
No.10:鷲ヶ沢と明神湖
No.16:X星の三大怪獣
地球大混乱(復元のためNo.不明)
(No.1):怪獣大戦争マーチ
No.25:エンディング
4. 『ゴジラ対モスラ』組曲
No.2:メインタイトル
No.11:不思議な洞窟
No.14:Mバトラ Slow
No.16-B:メーサーマーチ
No.18:Mモスラ Fast
No.37:ローリングタイトル〜エンディング】
5. オマージュ宝田 明
緯度ゼロ大作戦
暗黒街の顔役
二人の息子
コタンの口笛
忠臣蔵より「討ち入り」
ゴジラよりメインタイトル
6. 『わんぱく王子の大蛇退治』組曲
No.1:プロローグ〜メインタイトル
No.6:スモウ〜イザナミの昇天
No.12:旅立ち〜月夜の海
No.22:火の国への道
No.24:火の神
No.27:氷の玉の威力(抜粋)
No.29:アメノトリフネ〜タカマガハラ
アメノウズメの踊り I
No.45:クシナダヒメ
No,49:戦いの準備
No.51:ヤマタノオロチ出現
(No.1):わんぱく王子の大蛇退治
No.56:KAMA 1対スサノオ
No.59:KAMA 2 追撃す
No.61:最終戦〜闘いの後
No.63:エンディング
(アンコール)
7. アメノウズメの踊り
8. メーザーマーチ
9. 怪獣大戦争マーチ
オーケストラ・トリプティーク(コンサートマスター:三宅政弘)
藤井麻理(ピアノ:2)
宝田 明(指揮:1)
水戸博之(指揮:3-9)
録音時期:2018年4月28日
録音場所:東京、北とぴあ さくらホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
録音・編集:上埜嘉雄
企画:スリーシェルズ
解説:小林 淳
協力:伊福部家、宝田 明