CD

ヴァイオリン協奏曲第2番〜世界初演、国内試演、ピアノ・リダクション版 小林武史、ズデニェク・コシュラー&ブルノ・フィル、三石精一&オーケストラ、他(1979)

伊福部 昭(1914-2006)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3SCD0067
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ヴァイオリニスト小林武史、卒寿記念。伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲第2番
世界初演(チェコ)、試演会(日本)、ピアノ・リダクション版のリハーサルの3種類の演奏初CD化!


2021年で90歳を迎えた巨匠ヴァイオリニスト、小林武史のために伊福部 昭が作曲したヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演をついに初音盤化! 1979年チェコでの世界初演、初演の前に国内で行われていた試演、そしてピアノ・リダクションのリハーサルという3種類の録音をCD化。すべて小林武史所有のテープからCD化を敢行。ボーナス・トラックとして、小林武史の芸術祭賞受賞記念祝賀会における伊福部 昭の乾杯の挨拶(1989年のもの)を収録。

【各録音について】
1. ヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演は、1979年3月8日、9日の2日間行われましたが、残されていたテープは初日のものだけでした。ブルノ・フィルに問い合わせたものの、オーケストラ側の録音確認には至らず、小林武史所有の6mmマスターを使用しました。

2. チェコでの世界初演に向けて、国内でのリハーサルを兼ねた試演が行われていました。関係者のみが鑑賞できた演奏会であったためこれまでその存在が知られずに居ましたが、そのときの録音がカセットテープで小林武史の元に残されていました。
 チェコでの初演を控えての国内でのリハーサルとして行われた試演だったので指揮者、オーケストラ、会場についても不詳であり、パンフレットなども残されていません。指揮者は、小林武史の記憶によると小林と仲の良かった三石精一とのことです。

3. 世界初演に向けて、ピアノ・リダクション版でリハーサルを重ねていた折の録音。あくまでも練習の参考録音ですが、しかし、小林武史の演奏によるピアノ・リダクション版の録音が残されていた、その貴重な記録として、どのようにして世界初演が行われたかというドキュメントとして収録しました。

4. 小林武史は、1988年のリサイタルの成果として文化庁の芸術祭賞を受賞しました。その受賞を祝う会が1989年2月5日に行われ、團 伊玖磨、大山倍達らと共に伊福部 昭も挨拶をしました。
 その録音が残されており、実際に伊福部 昭の肉声で小林武史の演奏に触れており、このCDのボーナス・トラックにふさわしいと考えて収録しました。(販売元情報)

【収録情報】
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲第2番

1. 初演
2. 試演
3. ピアノ・リダクション版


 小林武史(ヴァイオリン)
 ズデニェク・コシュラー指揮、チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団(1)
 三石精一 指揮、オーケストラ名不詳(2)
 ピアニスト名不詳(3)

 録音:
 1979年3月8日 チェコ、Besedni dum(1)
 1979年初頭(?) 東京音楽大学内(2)
 1979年初頭(?)(3)

(ボーナス・トラック)
4. 伊福部 昭の乾杯の挨拶〜第43回芸術祭(文化庁芸術祭)賞(音楽部門)の受賞を祝う会より
 1989年2月5日 高輪クラブ

 収録時間:73分38秒
 解説:小林 淳
 プロデュース:西 耕一
 音源提供:小林武史
 デザイン:山口翔悟

【小林武史(ヴァイオリン) Takeshi Kobayashi / Violin】
1931年生まれ。鈴木鎮一氏に師事。東響、チェコ国立ブルノ・フィル、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管、読売日響のコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後はソロ活動に専念し、海外(ヨーロッパ、旧ソ連、北米、南米、中近東、アジア全域)に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学講師を歴任。長きにわたり宮城県中新田バッハホール音楽院院長を務め、地域の文化振興発展に多大な功績を残した。
第18回日本音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)を受賞。
小林武史のために作曲された作品は数多く、初演並びに国内外でも多数演奏を行う。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。
CDは團 伊玖磨:ファンタジア、マニャール:ソナタ、エネスコ:ソナタ、野平一郎:デュオ・コンチェルタンテなど11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」(芸術現代社、1980)、「ファンタジア わが人生」(神奈川新聞社、2013)がある。他にもエッセイ等を新聞、雑誌に掲載。(販売元情報)

【伊福部 昭 Akira Ifukube】
1914年5月31日、釧路町幣舞にて誕生、音更にて育つ。アイヌとともに育った幼少時が音楽的原体験となる。伊福部家の家学は『老子』、幼い頃から父に教え込まれる。北海道帝国大学農学部林学科に進みつつ音楽を独学、ヴァイオリンを弾く。二人の兄や、早坂文雄、三浦淳史らと、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティなどに触れ、熱き音楽的青春を過ごす。21歳の時「日本狂詩曲」がチェレブニン賞を受賞するが、大学卒業後は林務官として北海道に留まる。戦後、1946年に作曲家として生きる決意を胸に32歳で上京。東京音楽学校(現・東京藝大)講師として芥川也寸志、黛敏郎、矢代秋雄、池野成、小杉太一郎、三木稔、学外で松村禎三、石井眞木、真鍋理一郎、今井重幸等を育てる傍ら、多くの映画音楽を生み出した。1954年40歳、映画『ゴジラ』の音楽を担当、日本の映画音楽において奇跡的出会いであった。同年、初の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」を発表。多くの作品、弟子、映画音楽を残して、2006年2月8日に91歳でこの世を去った。(販売元情報)

収録曲   

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