基本情報
内容詳細
「TPPが経済を救う」。そう信じて日本は交渉参加に乗り出した。自由貿易は常に強国にのみ有利に働き、残りの国は利益も雇用も奪われるだけなのに―。今や貿易交渉は現代の「侵略戦争」であり、超大国が主導する自由貿易協定は世界を縛る「究極の法」となる。『TPP亡国論』の著者が諸外国の事例、歴史的事実、最新の論文などを改めて検証。米国が扇動する自由化・グローバル化の虚妄をあぶりだした最終警告書。
目次 : 序章 これが「自由貿易協定」の正体だ―オーストラリアの悲劇/ 第1章 「自由貿易は好ましい」は本当か?―主流派経済学の狂信/ 第2章 「自由貿易帝国主義」が世界を分断した―近代経済史の虚実/ 第3章 「通貨とルール」の支配が最大の武器―戦後貿易交渉の暴走/ 第4章 全てアメリカのシナリオ通り―日本の構造改革と米韓FTA/ 第5章 「日本的なもの」はなぜ壊されるのか―その精神性と固定観念/ 第6章 貿易協定に国家は屈服する―「レジーム」という新たな秩序/ 第7章 グローバル化からインターナショナル化へ―世界経済の展望
【著者紹介】
中野剛志 : 1971(昭和46)年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。英エディンバラ大学大学院より博士号取得。2012年春まで京都大学大学院工学研究科に出向し、准教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
中野剛志
評論家。1971年生まれ。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。エディンバラ大学大学院に留学し、2005年に博士号を取得。著書を通じて、以前よりグローバリズムについて警鐘を鳴らしつづけてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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作成者:望月ハルヒさん
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