世界を戦争に導くグローバリズム 集英社新書

中野剛志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207552
ISBN 10 : 4087207552
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
254p;18

内容詳細

アメリカの衰退と世界の多極化。
次に起きてしまうのは、覇権戦争だ!

衰退著しい覇権国アメリカが「世界の警察官」の役割を放棄し、東アジアでもパワー・オブ・バランスの大変動が起きている。

アメリカの凋落は、皮肉なことにアメリカ自身が主導したグローバリズムの帰結だ。
グローバリズムは中国の経済成長を促し、軍事大国化を可能にし、その一方でアメリカ経済の土台を崩して、
あの金融危機まで引き起こした。その結果がアメリカ覇権の終焉だ。

そして衝撃なのは、グローバリズムが第二次世界大戦前の国際秩序崩壊の原因であったという歴史的な事実だ。
こうした厳しい現実から目をそむける日本に未来はあるのか。

『TPP亡国論』で日米関係のゆがみを鋭い洞察力でえぐり出した著者が、
国際政治の深層を分析。グローバル覇権不在の時代に起こる、地域覇権を巡る戦い、覇権戦争の危機に警鐘を鳴らす衝撃作!

【目次】
はじめに――日本が戦争に巻き込まれる日
■第一章 「危機の二十年」再び――グローバリズムと戦争
■第二章 アメリカ、二つの戦略構想――「リベラル・リヴァイアサン」か、「オフショア・バランシング」か
■第三章 日米中の攻防
■第四章 中東の動乱
■第五章 ロシアの怒り
■終章 覇権戦争
おわりに――パワー・ポリティクスの復活

【著者紹介】
中野剛志 : 1971年、神奈川県生まれ。評論家。元京都大学工学研究科大学院准教授。専門は政治経済学、政治経済思想。東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。イギリス民族学会Nations and Nationalism Prize受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    ベルリンの壁崩壊からブッシュ時代の終焉まで、米国がその理想主義の下にグローバル化を進めた時代は、日本では平成に入ってから自民大敗までの二十年に当る。今思えば、疑いを持たぬ改革先行の時代だった。冷戦に嫌気がさしていた事もあろう。後の中国の台頭を米国も予測できず理想に走った。第二次大戦前の二十年間も理想主義の時代だったらしいが、大国が理想に走った後には深刻な傷跡が残される。もはや米国は西半球の覇権を保つのに精一杯だし、中国は未だ国の土台が安定せず…。世界中に紛争の種がまかれた今、何としても戦争だけは防がねば。

  • Noriko D さん

    2014年に書かれた本なので、その頃から状況は多少変わってきたが、アメリカが「世界の警察」ではなくなりつつあるのは事実。「中国が近年、東アジアにおける覇権主義的な動きを強めてきたのは、アメリカのパワーが低下し、中国がアメリカに勝利できるという認知が中国に芽生えだからであろう」そして「日本は、中国が東シナ海において仕掛ける覇権戦争に巻き込まれる可能性が高い」という危機感を持って対策を取れるか?平和な世の中が当たり前のような日々がいつまでも続くとは限らない。

  • 壱萬弐仟縁冊 さん

    E.H.カーの国際政治理論の真髄:理想と現実。道徳と権力。この二つの要素の間の運動として成立するのが、政治(44頁)。アイケンベリーの民主的平和の理論:理想主義者は、民主国家同士は戦争を忌避するという理論あるいは信念を共有している(71頁)。ギルピンによれば、衰退する覇権国家がとるべき戦略は、自国の国力増強と、過剰になった国際的な関与の縮小(103頁)。また、同盟戦略には同盟における主たる国家が、従たる国家の抱える紛争に巻き込まれる危険性があるとした(114頁)。日米同盟の実態も著者は相当するという。

  • 読書狂人 さん

    ★★★☆☆TPP亡国論の著者による世界情勢の見解。常に人間を不幸に貶めるのが理想主義。戦争が起こるのも安易な理想主義が隆盛を極めた後に起こる。ソ連という悲惨な共産主義社会を作ったのも理想主義。経済学の父と言われるアダムスミスの自由主義も理想主義である。見えざる手によって人間の経済活動は調整されるというのだから。筆者に反対したいのはこれからは核の抑止力があるから戦争は起こらないという点。軍事的な衝突が起こった時に核を使うという可能性は低いから必ずしも戦争は起きないとは断言できないのではないか?

  • nowhereman さん

    冷戦終結後の覇権国家アメリカが、グローバル化を推し進め、理想主義に基づく国際秩序を建設しようとしたが失敗に終わった。今後、地域覇権が割拠する世界になろうとしている。東アジア、中東、ウクライナなど、各地で情勢が不安定化している。こうした戦国時代の様な時代を日本はどう生きていくか。中国が東シナ海において仕掛ける覇権戦争に巻き込まれる可能性が高く、その戦争を回避する為には、十分な自己防衛能力を準備するか、中国を覇権国家とする東アジア秩序の中で従属的な地位に甘んじるのいずれかである。いずれにしても厳しい現実だ。

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人物・団体紹介

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中野剛志

1971年生まれ。評論家。専門は経済学。東京大学教養学部卒業。通産省、エディンバラ大学、京都大学准教授等を経て、現在は経済産業省所属。経済ナショナリズムを中心に評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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