はだしのゲン自伝

中沢啓治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876522637
ISBN 10 : 4876522634
フォーマット
出版社
発行年月
1994年07月
日本
追加情報
:
19cm,228p

内容詳細

1945年8月6日、8人家族はバラバラになった。父、姉、弟は死亡。母は後遺症に苦しみ、直後に生まれた赤ん坊も死亡。「ゲン」のモデルである著者自身が、あの日から「ゲン」の誕生までを描く。

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読書メーターレビュー

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  • のっち♬ さん

    被爆後半世紀を目前に語られる自伝。内容は『遺書』と重複するが、重厚なオリジナルイラストを挿入し、『はだしのゲン』とは別の意味で求心力のある逆境と苦悩の遍歴・制作逸話を鮮やかな密着度で辿れる。断筆を想定し得ない当時。語りに晩年の温和さはなく、被爆の様子は格段に仔細で、天皇や社会情勢への剥き出しの憤怒は創作エネルギーの根源となるだけの凄まじさ。当初反感を覚えた父の明け透けで潔癖な反骨精神に、差別や逃避を経て着地する様は頑固親子の血を感じる。長兄との確執や次兄の好サポートなど中岡家にはないエピソードが興味深い。

  • 山上徹也そっくりおじさん・寺 さん

    読友カープ坊やさんのお勧めで手に取る。面白い!。原爆記念日の今日に読めて実に嬉しい。御存知『はだしのゲン』の著者の自伝。ゲンが中沢先生のリアルな体験をダイレクトに描いた無二のものだとよくわかる。被爆直後の広島の惨状もさる事ながら、特筆すべきは被爆後に中沢母子が受けたいじめの数々。これも間違いなく我々日本人の姿なのである。中沢啓治が徒党を組まぬ孤高の漫画家となったのもむべなるかなと思う。日本戦後史を語る名著であると思うが、激烈なる天皇制批判がある為か文庫化されていないのが残念である。ゲンよ永遠に。

  • あけさと@ぷに さん

    ゲンのモデルとなった作者のリアルな半生。母の最後が悲しい。

  • カープ坊や さん

    今年の正月に読了した『ヒロシマの空白〜中沢家始末記』の改訂版ですから 実質的には再読ですが、私の尊敬する中沢啓治の自伝! 戦時中から原爆 戦後から東京での生活 そして母の死から原爆漫画の誕生と 反核と平和を望んだ中沢啓治生き様は号泣です。

  • Tom Ham さん

    読了。図書館で借りました。松江の市教委の一件、広島に家族旅行に行ったことなどが重なり読みました。『はだしのゲン わたしの遺書』という中沢さんの本を読んでいたので重複する箇所はあるが、胸にドスンとくるものは計り知れない。文中にも出てくるが、『はだしのゲン』の描写が残酷で刺激が強い!情操によくないと言われることは数知れず。中沢さんは〜戦争や原爆という言葉や文字をを見ただけで拒否反応を示す子が増えて二度と私たちのような体験をする世の中にしないでくれと願っている〜から描くのだと。読んでよかったです。

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人物・団体紹介

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中沢啓治

1939年広島市舟入本町に生まれる。2012年12月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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