お待ちしておりました！ さぞや、お疲れのことと存じますので『来年末』のＦＣ限定カウントダウン・ディナーショーまで、ゆっくりご静養下さいませ。

圧倒される哀愁感とスケール感、明菜のセクシーで愛らしいボーカルは驚かされます。予想以上で、買って良かったです。よくファンでなくてもお勧めとかいいますが、これは本当に中森明菜への印象が覆りますよ。通常盤はDVDなしですが、歌詞カードが見やすいです。

オリジナル…「あの頃の明菜」の歌声がそのまま聴けて思わず顔がほころびます（リマスターの効果に賛否あるベスト盤と比較して）。 歌姫…「本当に歌の上手い人なんだなぁ」と実感できる歌唱力で過去の名曲が甦ります（惜しむらくは、編曲をもっとシンプルにして欲しかった点ですかね）。

カバーには興味が無かったので歌姫シリーズは避けてきましたが、DVDにも惹かれ聴かず嫌いは良くないだろうと思い購入したところ、どうして今まで聴いてこなかったんだろう・・・と後悔しました。昨今のカラオケ・レベルのカバー・アルバムとは一線を画する素晴らしい仕上がりです。アレンジもストリングスなどでゴージャスですし、選曲もありきたりではありません。正にカバー・ブームの先駆者かつ孤高の歌姫だと感動しました。

この時期の彼女は正に向かう所、敵なしの絶頂期で、不思議アルバムに続き、良い意味でヤリタイ放題です。結果的には本来の持ち味をやや崩し過ぎた感じとなり、d404meアルバムまでの大ヒットに結び付かず、残念な形に終わり、クルーズアルバムにて黄金期の終焉となってしまいました。これ以降も秀作揃いなんだけど。

明菜さん全盛期最期のアルバムですね。とても哀しい曲が多く当時の彼女のせつない現実を歌っているようでそれがこの作品を最高のものにしています。早くあのボーカルが聴きたいものです。

オリジナル至上主義の私としてはリミックスしていることが気になった。しかし，一聴して違和感はなかった。細かく言えば音をずいぶんといじられているのだろうが，オリジナルの良さを失うと言うよりも，現代的な視点で音を磨き上げた感じ。単なる懐メロではない，日本のポップスの源流を感じた。

ビッグアーティストに提供された楽曲が豪華です。それらを見事にうたいこなしている彼女も素晴らしい。シングル未収録なのもコンセプトとしてはあっている気がする。

Fin,ｼﾞﾌﾟｼｰｸｲｰﾝ,難破船の流れが圧巻で未だに良く聴いて、好きな一枚です。 ただ、オープニングは掴み所なので、シングル曲の方が全体的に締まったと思います。

前回のリマスター企画の際に外されたので、今回のハイブリッドで復活して嬉しい一枚♪内容的にはT.K氏が作曲した楽曲を入れて欲しかったけど、完成系の彼女の歌声に触れられて、オリジナルベスト盤の最後に相応しいです。