医者、用水路を拓く アフガンの大地から世界の虚構に挑む

中村哲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883441556
ISBN 10 : 4883441555
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
20cm,375p

内容詳細

パキスタン・アフガニスタンで1984年から診療を続ける医者が、1500本の井戸を掘り、13キロの用水路を拓く。「国際社会」という虚構に惑わされず、真に世界の実相を読みとくために記された渾身の報告。

【著者紹介】
中村哲 : ペシャワール会現地代表、PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。1946年福岡市生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任。以来ハンセン病コントロール計画を柱にした、貧民層の診療に携る。1986年からはアフガン難民のための事業を開始、アフガン北東山岳部に三つの診療所を設立。98年には基地病院PMSをペシャワールに建設。2000年以降は、アフガニスタンを襲った大旱魃対策のための水源確保事業(井戸掘り・カレーズの復旧。作業地1500ヶ所以上)を実践。さらに02年春からアフガン東部山村での長期的復興計画「緑の大地計画」を継続、03年3月からは潅漑水利計画に着手、07年4月第1期工事完成。年間診療数約8万人(2006年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    医療だけでは貧しい人々は救えないと始めた大規模な灌漑施設の建設。基礎的な知識もなく全くゼロからのスタートで渇いた大地に水路を築く。しかも同時多発テロの為、当時世界のアフガニスタンに対する目は冷たい。こうした逆境の中で作られた一本の用水路が緑の大地を産む。素晴らしいとしか言いようがない。「罪の無い子をたくさん餓死させた上、ご丁寧に爆弾を振りまいて殺傷し、今更教育支援だの医療支援だのあるものか。人の命をなんと思っとるんだ」現地に寄り添わない形だけの復興援助に対して、中村氏の言葉は厳しい。★★★★★

  • 朗読者 さん

    今、中村先生がアフガンで殺されたというニュースを見ました。 サイン本をいただき、酒席で歓談させていただきました。 アフガンで医師をしながら、住民達の生活や安全を向上させるために、近隣国から重機や資材を買ってきて、自ら重機に乗り住民達を指導して用水路を造るという偉業は他の誰にも真似できません。 中村先生、悔しいけど、お疲れさまでした。ありがとうございました。と言わせてください。

  • ようはん さん

    昨年12月にアフガニスタンで武装勢力の襲撃に巻き込まれて亡くなった中村医師。その際にアフガニスタン国内での医療活動や用水路を開いた事を知るが、その活動内容が書かれた本。旱魃で砂漠化した土地に河川土木の専門家ではない中村医師らが試行錯誤を繰り返して数年の期間で用水路を工事を進めるが当時はアメリカのアフガニスタン空爆直後からの不安定な状況であり、さらに河川の氾濫や土壌の複雑さは日本以上。とにかく困難が続くが現地の人々の為に不屈の意志でやり通す中村医師の姿に心打たれる。つくづく惜しい人を亡くした物だ…

  • ひさしぶり さん

    パキスタン、アフガニスタンに診療所を開設、1500本の井戸を掘りアフガニスタンに用水路を引くペシャワールの代表。2001から2007年までの大旱魃と戦火に喘ぐ難民救済の活動記録。世は9.11背景にタリバン=テロ に対して報復当然の流れ。しかし現地アフガニスタンでの医療行為が長く国民性を理解している立場からは眺めがまるで違う。無秩序な国際復興・支援がもたらす負の影響:物価高騰、人手不足。通り一遍な支援活動がどんな弊害を生むか、自分達の見ている世界が政治絡み、利害関係の有無により異なるのを強く感じる

  • kao さん

    ★4.8 再読。真の医者・真の国際貢献を果たした人だと心から思う。彼の訃報に全世界から追悼の意が集まる。これほどの志と行動力と教養を持った人が、何故凶弾に倒れなければならないのか…。せめて彼の「遺志」が多くの人に伝わるように、中村氏の残した著書が一人でも多くの人に読まれることを願う。

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中村哲

1946年福岡県生まれ。医師・PMS(平和医療団・日本)総院長。九州大学医学部卒業。日本国内の病院勤務を経て、84年にパキスタンのペシャワールに赴任。以来、ハンセン病を中心とした貧困層の診療に携わる。86年よりアフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始。91年よりアフガ

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