おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない

上野千鶴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784828425160
ISBN 10 : 4828425160
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

団塊世代の2025年問題と介護保険の危機。配偶者にも子どもにも頼らず自分らしい最期を迎えるために「元祖おひとりさま」の社会学者と介護事業27年の現場のプロが徹底討論!

目次 : 第1章 団塊世代と「2025年問題」/ 第2章 「主張する団塊老人」に明日はあるか/ 第3章 「8050問題」―団塊ジュニアに明日はない!?/ 第4章 介護保険制度の歴史的意義をかみしめる/ 第5章 介護保険があらわにした介護の現実/ 第6章 史上最悪の介護保険改定を許さない/ 第7章 「在宅ひとり死」は可能か/ 第8章 理想の高齢社会は、幸せな「在宅ひとり死」ができること

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年、富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニアであり、理論的リーダーとして活躍。高齢者の介護とケアの現場にも関心をもち研究テーマとして取り組む。最近では安倍元首相の国葬反対署名や介護保険改悪反対を呼びかけるなど、研究と共に社会運動の先頭に立ち続けている

小島美里 : 1952年、長野県生まれ。1984年から12年間、新座市議会議員を務める。1990年ごろ全身性障がい者の介助ボランティアグループを結成したのをきっかけに、介護事業に関わるようになる。2003年、NPO法人「暮らしネット・えん」設立。代表理事を務める。訪問介護、居宅介護支援、小規模多機能型介護、グループホームなどの介護保険事業や障害者支援事業を中心に、高齢者グループリビング、認知症カフェなど様々な事業を運営する。2009年毎日介護賞受賞。専門誌や新聞への寄稿、テレビ出演などを通じて介護の現場からの発信を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【制度があっても使えない介護保険「改悪」の結果は、施設にも入れず、「在宅」という名の「放置」になることは目に見えている】配偶者や子どもには頼らず、自分らしい最期を迎えるために、社会学者と介護事業27年の現場のプロが徹底討論した書。上野は書く。<市民のボランティア活動から出発し、地方議員の経験者でもあり、介護保険以前からの介護事業の経営者でもあり、介護保険施行前後の現場の変化を体感しており、コロナ禍の間の介護現場の困難と闘ってきた小島さんの議論には説得力がある。私にとってはうってつけの対談相手だった>と。⇒

  • katoyann さん

    介護保険法改悪反対という趣旨のもとに組まれた対談。自己負担額標準2割化とケアマネの有料化を骨子とする改悪であり、実現してしまうとサービスを利用できる高齢者が減り、家族介護の時代に戻ってしまうということが危惧されている。介護離職が増え、自宅で誰にも見つからないまま放置されてなくなる高齢者が増えると思うとディストピアだ。団塊ジュニア(就職氷河期世代)の老後不安も深刻だが、介護を自助努力の問題としてしまうと経済が益々先細りになるだけである。対談本で分かりやすいし、現状を把握する上でもオススメである。

  • ぬらりひょん さん

    辛い現実を突きつけられて、途中で読むのをやめようかと思った。でもこういう人たちが声を上げ続けてくれたおかげで、介護保険がある(いろいろ問題だらけではあるが)。「ケアはタダじゃない」とみんなが認識して、ある程度女性を解放してくれた。感謝しなくては。そして最終的には特養という受け皿があると思っていたら、今や2割負担で高額所得者か生活保護受給者のどちらかしか入れなくなっているらしい。いったいどういうこと?もはや複雑すぎてさっぱりわからない。これは大問題です。

  • めえめえ さん

    在宅ひとり死を希望する上野氏。今回は介護のプロとの対談集。団塊の世代の方々がついに後期高齢者になるそうです。全共闘の活動家たちに介護について聞いたアンケートを紹介。戦士たち、結局自分の介護については頭が古臭いようです(汗)そして団塊ジュニアの方々が親の介護に直面する時代に突入。最後の章は介護保険法について。これはとても興味深いです。我が家も使わせてもらっていますが、見直し案は反対です。

  • WA さん

    私は基礎知識に乏しいので、よくわからない部分があった。もしかして噛み合ってないのかと思われる対話もあった。誤植も複数見受けられる。「やっつけで作った本なのかな?」と感じたが、それこそが、主題たる「介護保険の改悪を許さない」という喫緊の訴えの現れなのか。

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