「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 海外で成功するローカライズ・マーケティングの秘訣

三田村蕗子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784534052728
ISBN 10 : 4534052723
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
238p;19

内容詳細

◎「ポッキー」「ハイチュウ」「カラムーチョ」……
なぜ日本のスナック菓子は海外で人気なのか?

日本で生まれ、世界市場を席巻している製品はクルマやカメラだけではありません。
スーパーで売っているごくごく普通のスナック菓子もまた、海外の消費者に
高く評価され、着実にマーケットシェアを伸ばしています。

たとえば、江崎グリコの「ポッキー」はヨーロッパやアジアを中心に
海外30か国で年間2億箱を売り上げています。
フランスでは「ポッキー」は「ミカド」という商品名で売られ、
持つところがあり、手が汚れない「形状」が受け、ロングセラーと
なっています。

また、森永製菓の「ハイチュウ」は、日本人メジャーリーガーが
アメリカに持ち込み、爆発的なヒットにつながっています。
ガムでもない、キャラメルでもない不思議な食感が人気の理由です。

◎世界最高レベルを誇る「スナック菓子」に
海外市場攻略のヒントあり

「おいしさ」「安心安全」「ムラのない品質」「独創的な発想」……
たかがお菓子をここまで高めるか、というほど切磋琢磨してきた
日本のお菓子メーカー。
その巧みさ、品質の高さ、バラエティの豊かさに海外の消費者たちは
どんどん魅了されています。

本書では、巧みに商品設計された日本のスナック菓子が、あるときには
現地化され、あるときには日本の製品そのままで勝負しながら、
いかに海外に進出し、現地市場で存在感を高めてきたのか──
その魅力と強さの源泉をたどり、日本の産業界の底力を浮き彫りにします。

少子化で国内市場が縮小する中、果敢に海外を開拓するお菓子メーカーたちの
熱いストーリーに、企業戦略のヒントが見えます。

【著者紹介】
三田村蕗子 : 福岡県生まれ。津田塾大学卒業後、マーケティング会社などを経て、現在フリーのジャーナリスト。流通業を中心に、ビジネス全般に関するテーマを追いかける。2014年11月からバンコクに拠点を移し、東南アジアに進出する日系企業や日本人企業家の取材にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もりやまたけよし さん

    日本のお菓子メーカーの海外展開事例の概説だった。チョット題名が合っていない。題名に追いつくには、骨のある分析が欲しいところ。

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ 日本のお菓子のレベルの高さを再認識。特に我が北海道のお菓子のハイレベルなこと。ロイズの生チョコが香港やシンガポールで売られているのは知らなかった。アメリカ大リーグでチューインガムを席巻する勢いで伸びているハイチュウ、フランス版ポッキー「ミカド」、中国でブレイクしている懐かしい不二家のポップキャンディ、台湾のクッキー文化にささりこんだ「ちぼり」の「赤い帽子」、本来はイギリス・マッキントッシュ(現ネスレ)のチョコなのにすっかり日本化したキットカットなど、日本のお菓子のグローバル化の話題は事欠かない。

  • Willie the Wildcat さん

    味、見た目、食感・・・。一言でいうなら「繊細さ」かなぁ。SGでも、ポテチ、チョコ、キャンディなどは既に市民権を得ている。次男お気に入りの「サワーペーパー」も、MRTの売店で普通に売られている。(笑)ポッキーの場合、日本製は現地製の倍の値段で味も微妙に異なる。一方、苦戦している柿の種・・・。US理由に納得感。物価と文化を踏まえた「オールジャパン」戦略に同感。但し、席巻ではなく、あくまで”共存”を希望。私個人の希望を言うなら”駄菓子”!チョコバットなんてうけると思うけどなぁ。(笑)

  • よこたん さん

    子どもの頃から馴染みがあって、今でも好きでよく口にするお菓子の数々が、海を渡った異国の人々に受け入れられ、「おいしい」と言ってもらえたらやっぱり嬉しい。『ポッキー』は、手が汚れず「ながら食べ」ができる、ありそうで他にないお菓子だし、『ハイチュウ』の独特の弾力のある食感はクセになるし、模倣されない技術で他の追随を許していないそうだ。お国柄により、人気のフレーバーが違い、香辛料の効かせ具合を変えたりする柔軟性も必要なようだ。トルコ人に、柿ピーが大人気なのには驚いた。どれも長く親しまれるお菓子達であって欲しい。

  • Kentaro さん

    海外でビジネスとして勝つためには、先行企業がつくれないもので活路を見いだすのが王道である。アメリカ進出の際、カルビーが見いだした活路は豆だった。えんどう豆のスナックハーベストスナップスを発売したところ、豆=健康のイメージで健康志向の強い白人富裕層の心をつかみ、大好評となった。海外ではおいしくて安いだけでは売れない。必要なのは戦略だ。カルビーは商品を変えただけでなく、「ハーベストスナップス」の陳列場所をスナック菓子売り場ではなく生鮮食品の横の棚という異例の場所にした。又、販売チャネルも高級スーパーに絞った。

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三田村蕗子

津田塾大学学芸学部卒業。マーケティング会社、出版社などを経てフリーに。主にビジネス系メディアや書籍の取材・ライティングで活動中。著書多数。趣味は海外旅行(45カ国達成)。飛行機と空港をこよなく愛し、旅先で小物やアクセサリー、インテリア雑貨を見てまわるのも大好物。縁あってハンドメイド品の海外販売に携わ

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