なぜ働いていると本が読めなくなるのか 集英社新書

三宅香帆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087213126
ISBN 10 : 4087213129
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
追加情報
:
288p;18

内容詳細

【人類の永遠の悩みに挑む!】
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」‥‥そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

【目次】
まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
序章 労働と読書は両立しない?
第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代
第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代
第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中
第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950〜60年代
第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代
第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代
第七章 行動と経済の時代への転換点―1990年代
第八章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代
第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代
最終章 「全身全霊」をやめませんか
あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします

【著者略歴】
三宅香帆(みやけかほ)
文芸評論家。
1994年生まれ。
高知県出身。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。
著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 塩崎ツトム さん

    資本主義社会が人間に求めるものは「純粋」な存在であって、つまり24時間、勤め先の利益のために働く労働者であるか、24時間同じ娯楽にハマる消費者であるかのどちらかであり、「今の人生とは別の生き方があったかも」というものを見せる教養や知識、すなわち読書は「ノイズ」であり、社会に許容される読書とは、この純正であり続けるための読書「ひたすら効率よく行動し成長する」RTAのマニュアルみたいな自己啓発書だけらしい。基本ノイズばかりの脳味噌の持ち主で、そこから小説をひねり出す身としては困るのである。

  • こも 零細企業営業 さん

    本書では、明治時代から現代に至るまでの労働の歴史と、読書がどのように変わってきたかを掘り下げる。各時代の社会状況や文化的背景に基づいて、労働者がどのように読書と向き合ってきたかが詳細に分析されている。特に、インターネットやスマートフォンが普及した現代においては、情報の取り方が大きく変わり、本を読む時間がさらに減少していると指摘する。著者は、半身で仕事をし、もう半身で個人の生活や趣味を楽しむことが、より豊かな人生を送るための鍵であると説く。

  • シナモン さん

    サラリーマンが徹夜して無理をして資料を仕上げたこと、お母さんが日々自分を犠牲にして子育てしていること、を称揚する。そんな『全身全霊』を信仰する社会をやめるべきではないだろうかーほんと、そう思う。読書という切り口からの働き方改革。なんでも一生懸命が美徳とされる日本で「半身で働く」ことの実現は難しそうだけど、そろそろこういう社会になってきてもいいんじゃないかなぁと思う。

  • えすてい さん

    2024年6月10日中日新聞夕刊コラム「大波小波」で取り上げた大学勤務だという筆者に対し学生が半身では逆に経済成長できず本が買えなくなり半身どころか倍身で働かないと生きていけないと言われその思考からの脱却が必要と言おうとしても無責任と返されるので止めたとあった。ワーカホリック日本人に半身になろうと言えども働き方改革やコロナ禍初期の8割経済提唱もだが逆に減る所得にはだんまりのまま沈静化、今の日本人はリスキリングや副業云々よりも守りの姿勢に必死でゆとりの余裕などない、ゆとりこそ邪魔するノイズなのかもしれない。

  • マエダ さん

    忙しくて疲れていると本が読めなくなるのはわかる。すごくわかる。それを言い訳にしたくない心もある。 いいテーマの本だと思う。本書の中で「花束みたいな恋をした」があまりにもこすり倒されていたので観てみた。 最近の恋愛映画はレベルが高い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

三宅香帆

1994年生まれ。高知県出身。大学院在学中に書籍執筆を開始し、作家・書評家として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品