Opera Arias: Bocelli(T)mehta / Ipo

アンドレア・ボチェッリ<br>燃える心を〜ヴェルディ・アリア集<br><br>イタリアが生んだ偉大なる作曲家ヴェルディ｡その没後100年(2001年)を前に､ボチェッリがこのイタリア音楽の父に敬意を表すことは当然の流れと言えるでしょう｡ヴェルディが数々の作品で描いた､理不尽な男や英雄たちはどれも人の心を引き付け､人間的な魅力に満ち溢れていますが､いずれも力強い表現力が必要とされています｡<br>　ここで聴かれるボチェッリの歌唱は､気品ある抒情性と聴き手を興奮させる華麗さを持ち合わせ､今や彼の歌声が音楽そのものであるかの様に心に訴えかける､感情と感受性に溢れた説得力ある楽器となっています｡　とりわけ高音における潤いのある歌唱は見事で､各アリアが堂々と歌い上げられる様は､聴いている側も思わず襟を正さずにはいられなくなる程です｡<br>　また､メータ/イスラエルpoによるバックアップも見事で､ボチェッリを含め互いに心で音楽を通じ合う様が感じ取れ､彼の歌を柔らかく包み込んでいます｡<br><br>あの火刑台の恐ろしい炎が〜歌劇《トロヴァトーレ》(第2幕)／<br>ああ僕の愛する人よ〜歌劇《トロヴァトーレ》(第3幕)／<br>風の中の羽根のように＜女心の歌＞ 〜歌劇《リゴレット》（第3幕）／<br>告げておくれ 〜歌劇《仮面舞踏会》（第1幕）／<br>永久に君を失えば 〜歌劇《仮面舞踏会》（第3幕）／<br>ほおの涙が〜歌劇《リゴレット》(第2幕)／<br>強い愛の力が私に命ずる〜歌劇《リゴレット》(第2幕)／<br>清きアイーダ 〜歌劇《アイーダ》（第1幕）／<br>燃える心を 〜歌劇《椿姫》（第2幕）／<br>おお、申しわけないことだ 〜歌劇《椿姫》（第2幕）／<br>私の喜びを〜歌劇《十字軍のロンバルディア人》(第2幕)／<br>しおれた花におりた露のように〜歌劇《エルナーニ》(第1幕)／<br>僕はあの人を失った−僕はあの人に会った、するとその微笑みが 〜歌劇《ドン・カルロ》(イタリア語版)（第1幕）／<br>穏やかな夜に 〜歌劇《ルイザ・ミラー》（第2幕）／<br>天使のようなレオノーラ 〜歌劇《運命の力》（第3幕）