歌劇『ドン・カルロス』　ド・ビリー＆ウィーン国立歌劇場（4CD）

ペーター・コンヴィチュニーがウィーンを大騒動に巻き込んだ
『ドン・カルロス』が早くもCD に！
1867年フランス語５幕版、正味4時間超で堂々登場！

近年最もウィーンを騒然とさせた公演のライヴ録音がORFEOから登場！鬼才ペーター・コンヴィチュニーが初めてウィーン国立歌劇場でオペラ演出を手がけた、ヴェルディの『ドン・カルロス』です。その斬新で鋭い舞台は大センセーションを巻き起こしました。この録音はその初日（10 月18 日）を中心に完全収録。コンヴィチュニーの舞台は見られませんが、演奏だけでも極めて充実したもの。大喝采を浴びたミヒャエル、タマール、スコーフス、マイルズに加え、公演では声量不足を指摘されたヴァルガスも録音では全く問題なし。なにより各誌がこぞって絶賛したド・ビリーの見事な手腕には驚かされます。またこの『ドン・カルロス』は1867年の初演版を基本にし、さらに初演前にヴェルディが削除、短縮、変更をした箇所を適宜採用、なんと4時間という前代未聞の大分量。ヴェルディ・マニアにはたまらないものです。245分55秒収録。

・ヴェルディ：『ドン・カルロス』（1867年フランス語版）
　ラモン・ヴァルガス（T ドン・カルロ）
　ボイエ・スコーフス（Br ロドリーグ）
　イアノ・タマール（S エリザベート）
　ナージャ・ミヒャエル（Ms エボリ公女）
　アラステア・マイルズ（Bs フィリップ2 世）
　シモン・ヤン（Bs 大審問官）、ほか
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　ベルトラン・ド・ビリー（指揮）

　録音：2004年10月（ライヴ録音）