『仮面舞踏会』全曲　サンツォーニョ＆スイス・ロマンド、マリオ・デル・モナコ、ジュリエッタ・シミオナート、他（1946　モノラル）（2CD）

デル・モナコの『仮面舞踏会』

偉大なテノール、マリオ・デル・モナコがヴェルディ『仮面舞踏会』に出演した貴重なライヴ録音。デル・モナコがリッカルドを歌ったのは若い頃だけで、全曲録音を残しませんでした。このジュネーヴでのライヴ録音のときデル・モナコはまだ30歳、デビューして5年半の新進テノールでした。さすがに声は瑞々しく魅力的。しかし幕切れの死の場面では後の偉大な「オテロ歌い」ならではのドラマティックな歌も垣間見ることができます。ウルリカが36歳直前のジュリエッタ・シミオナートなのも嬉しいところ。1940年代半ばのライヴ録音なので音質は良好とは言い難いものの、舞台上の声は良く捉えられていて年代にしてはまずまず聴きやすいもの。（輸入元情報）

【収録情報】
● ヴェルディ：歌劇『仮面舞踏会』全曲

　マリオ・デル・モナコ（テノール／リッカルド）
　カルラ・カステッラーニ（ソプラノ／アメーリア）
　ピエロ・ビアジーニ（バリトン／レナート）
　ジュリエッタ・シミオナート（メゾ・ソプラノ／ウルリカ）
　マリサ・モレル（ソプラノ／オスカル）
　アルセニオ・ジュンタ（バリトン／シルヴァーノ）
　カルロ・バディオーリ（バス／サムエル）
　ジーノ・ベッローニ（バス／トム）
　ルイージ・ナルディ（テノール／判事、アメーリアの召使）
　ジュネーヴ大劇場合唱団
　スイス・ロマンド管弦楽団
　ニーノ・サンツォーニョ（指揮）

　録音時期：1946年5月8日
　録音場所：スイス、ジュネーヴ大劇場
　録音方式：モノラル（ライヴ）