ロータ、ニーノ(1911-1979)

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CD 輸入盤

映画音楽組曲と協奏曲集 フェリックス・ベンダー、マイケル・シール、ケルン放送管弦楽団

ロータ、ニーノ(1911-1979)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C5494
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ニーノ・ロータの2つの顔、映画音楽とクラシック音楽を聴き比べる

プッチーニ、ラヴェル、ストラヴィンスキーも訪れていたというミラノの音楽一家に生まれたニーノ・ロータ。地元の音楽院を経てローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、卒業後にはトスカニーニの勧めで奨学金を得てカーティス音楽院へ留学して作曲を学びます。アーロン・コープランドと親交を結び、フリッツ・ライナーから指揮の指導も受けました。帰国後のロータはアメリカで学んだにもかかわらずジャズとは距離を置き、前衛に走ることもなく新古典主義スタイルの作品を書きました。
「受けの良いメロディを書くことは怖くない」「聴いた瞬間にわかってもらえる音楽を書きたい」と公言していたロータの作品は、第2次大戦後のクラシック音楽界では時代遅れに見える面がありましたが、まさにそのアプローチゆえに映画音楽では大成功を収めることになりました。それでも彼は「クラシック音楽の作品は、少なくとも映画音楽と同等以上に大事だ」と語っています。
 このアルバムでは、まずトルストイの原作による1956年の映画「戦争と平和」の音楽を組曲仕立てにしたものを収録、その後にはイ・ムジチ合奏団の委嘱で書かれた弦楽のための協奏曲(グリーグのホルベルク組曲に通じる趣があります)やカルロ・マリア・ジュリーニの指揮で初演されたハープ協奏曲など「クラシック音楽」の作品を収録。そして最後にクラシック音楽そのものをテーマにした映画「オーケストラ・リハーサル」の音楽で締めくくり、映画音楽とクラシック音楽というロータの2つの顔が同じ源泉から出ていることを実感させる巧妙なプログラミングになっています。
 映画音楽の中では超有名曲を避け、録音の少ない「戦争と平和」の音楽をとりあげたのは、ほぼ同時期の1952年にプロコフィエフが完成させた同名オペラの音楽との比較を促す意図があるのかもしれません。20世紀前半の作曲家の発掘と再評価に力を入れる「CAPRICCIO」らしいアルバムです。(輸入元情報)

【収録情報】
ロータ:
1. 映画『戦争と平和』(1956)〜組曲

 Introduzione
 Momento musicale
 Valzer
 Polonaise
 La Rosa di Novgorod
 Nr. 54 - Esoda da Mosca
 Andrea e Natascha
 Nr. 66 - La ritirata della Grande Armee
 Nr. 67 - Prigionia
 Ritorno a Mosca
 Nr. 73 - Finale
2. 12. カステル・デル・モンテ - ホルンとオーケストラのためのバラード(1974)
3. 弦楽のための協奏曲(1964-65)

 Preludo
 Scherzo
 Aria
 Finale
4. ハープとオーケストラのための協奏曲(1947)
 Allegro moderato
 Andante
 Allegro
5. 映画『オーケストラ・リハーサル』〜組曲(1978)より
 Risatine maliziose
 Valzerino Nr. 72
 Galop

 エスター・ペリステラキス(ハープ:4)
 マルセル・ソボル(ホルン:4)
 ケルン放送管弦楽団
 マイケル・シール(指揮:4)
 フェリックス・ベンダー(指揮:1-3,5)

 録音時期:2019年10月9-11日(5)、12月2-11日(1-4)
 録音場所:WDR Koln, Klaus-von-Bismarck-Saal
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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