ロバート・D・エルドリッヂ

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だれが沖縄を殺すのか 県民こそが“かわいそう”な奇妙な構造 PHP新書

ロバート・D・エルドリッヂ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569830360
ISBN 10 : 4569830366
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
302p;18

内容詳細

いまの沖縄は、あまりにおかしい。このままでは、日本の民主主義は沖縄から破壊されかねない。こんなに酷い、無責任なメディア、不透明な県政、革新系がつくった偏った教育、狭小な言論空間…。そこに置かれた沖縄県民こそが本当に“かわいそう”な存在だ。そしてこの奇妙な構造の背後には中国の影が―。神戸大学大学院で博士号を取得し、大阪大学准教授を経て、在沖米海兵隊の政務外交部次長を務めた著者が、日本を愛するアメリカ人として沖縄と日本の危機を鋭く告発。民主主義、メディア、基地問題、日米関係などについて、「沖縄問題」という切り口を通して問題提起する。

目次 : 第1章 沖縄人民の民族自決?―沖縄独立論という虚妄(翁長知事の「自己決定権がないがしろにされている」発言/ 沖縄は「抑圧された先住民族」が住む「植民地」 ほか)/ 第2章 「真実」を報道せず「感情論」を煽り立てる―沖縄とメディア(冷静に振る舞っていた建設反対派リーダーが拘束された?/ 挑発やヘイトスピーチ、暴力は民主的な活動とはいえない ほか)/ 第3章 民主主義を守れていないのはどちらだ―あまりに悲しき不透明な政治(翁長知事が述べる「民主主義」とはどの程度のものか/ 政治環境を複雑にさせている地域間の意見の相違 ほか)/ 第4章 これ以上、普天間について嘘を言うな―いまこそ持続的で包括的な政策を(状況を進展させない「三つの間違い」/ 日本人が知らない普天間飛行場の役割 ほか)/ 第5章 日米同盟と海兵隊が日本に欠かせない理由―世界のために何をすべきか(日米同盟という「国際結婚」がもたらす平和と繁栄/ 平和を守ってきたのは憲法九条ではない ほか)

【著者紹介】
ロバート・D・エルドリッヂ : 1968年、米ニュージャージー州生まれ。1990年に米国バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業後、JETプログラムで来日。1999年に神戸大学法学研究科博士課程後期課程修了。政治学博士号を取得。2001年より大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。2009年から2015年まで在沖米海兵隊政務外交部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆきこ さん

    辺野古移設問題を中心とした沖縄問題について論じられた一冊です。沖縄問題に関する本を読んだのはこれが初めてだったので、沖縄のメディアや政治家、そして平和活動家の実態には驚きの連続でした。アメリカ出身の方が書いた本ですから、アメリカ寄りの意見と言える部分も多少あるかもしれませんが、大部分においてとても客観的な考察だと感じました。あとがきの、「民主主義の敵は「無関心」である」という言葉が印象に残りました。沖縄問題については多方面から様々な意見があると思うので、もっと関心を持って勉強していきたいです。

  • ケイ さん

    普天間基地の移設問題、二大新聞のあまりにも偏った報道、背後に控える中国……様々な要素がてんこもりでした。いくら何でも震災の時の「トモダチ作戦」について、ここまで的外れの批判で貶めるのはモラルが問われて然るべきだと感じます。そして基地反対派の過激な行動も問題視されるべきなのに「臭いものには蓋」という風潮が蔓延っているためか、二大新聞に報道されることは決してありません。自分は沖縄県とは縁もゆかりもない所で育ったので偉そうなことは言えませんが、良識ある沖縄県民の方々の声を封殺するのはいかがなものかと思いました。

  • くりりんワイン漬け さん

    反基地団体の活動はyoutubeでも見ることができます。ニュース女子事件のこともありますし、我々は今一度色々な角度で情報を読み、その根拠はなんなのか?それは論理的なのか?我々が調べながら理解を深くしていかなければいけない。私はその視点で多くはないが読んできた上で、エルドリッチ氏の言わんとすることは理解できるし、すべてではないが、今後のアプローチについても理解できることが多い。

  • H さん

    沖縄に関する驚くほど冷静な分析。色々なものが複雑に絡まっているが、やはり沖縄県民がかわいそう。翁長は論外で、琉球新報と沖縄タイムスが癌なのは良く知られているが、辺野古移設では問題が解決しないこと、普天間基地が世界一危険なのは作り話であること、沖縄に米軍基地の7割以上があることは数字のマジックであることなどは新鮮な驚きだった。

  • nabe さん

    沖縄の新聞二紙はまるで米基地反対派の機関紙だな。同様な悲惨な事件、事故は日本人によっても起きているが、容疑者が所属する組織などに対する非難は聞かない。要は差別意識ではないか。米基地反対派は米軍の後に自衛隊が駐留したら歓迎するのか?その時は自衛隊反対を叫ぶのか?中国軍が尖閣の目前まで来た現在、独立まで言い出す人達は、沖縄が独自で独立を守れると本気で思っているのだろうか?首長ともあろう方が、感情的になり過ぎて冷静さを失ない、選挙公約にしたから後に引けなくなっている、としか思えない。

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