『ロッシーニ！〜オペラ・アリア集』　ペレチャトコ、ゼッダ＆ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管

オルガ・ペレチャトコ／『ロッシーニ！』

ロシア出身のソプラノ歌手ペレチャトコのソニー・クラシカル第３弾。今回は得意のロッシーニを録音。2010年の「ラ・フォル・ジュルネ〜熱狂の日」で、ピアニストのベレゾフスキーと共演。その美しい舞台姿と圧倒的な声で聴衆を魅了しました。
　1980年サンクトペテルブルク生まれのペレチャトコは、幼い頃からマリインスキー劇場で児童合唱のメンバーを務めました。2005年からはハンブルク州立歌劇場のメンバーとなり、2007年に「オペラリア」コンクールで第２位を受賞。その後ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、シャンゼリゼ劇場に登場し喝采を浴びました。現在はベルリンを拠点に活躍、2013年にはザルツブルク音楽祭にデビューするほか、2014年にはスカラ座やメトロポリタン歌劇場にも出演するなど、世界が彼女の歌に魅了されています。
　日本では、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニのオペラ・アリアを歌いましたが、彼女のレパートリーは幅広く、ヘンデル、モーツァルトからワーグナー、R.シュトラウスまで含まれます。しかし今作で披露される通り、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの常連メンバーでもある彼女が歌うロッシーニのアリアは、驚異的なコロラトゥーラと、ナイチンゲールのように軽やかで美しい声で人々を魅了します。ロッシーニ・オペラの権威、巨匠アルベルト・ゼッダ率いるボローニャ市立歌劇場のアンサンブルも作品の魅力を余すところなく伝えています。

2015年７月リリース『Rossini!』（88875057412、デジパック仕様）の通常盤での発売。収録曲は同じで、ジュエルケース仕様となります。（SONY）

【収録情報】
ロッシーニ：
● 歌劇『ランスへの旅』〜「ああ、私は出発したいのです」
● 歌劇『ランスへの旅』〜「金の百合の心地よい陰で」
● 歌劇『マティルデ・ディ・シャブラン』〜「ついに愛してくれますの？・・・誰が愛さずにいられましょう？」
● 歌劇『タンクレディ』〜「わが不幸な人生よ」
● 歌劇『セミラーミデ』〜「麗しい光が」
● 歌劇『セヴィリャの理髪師』〜「今の歌声は」
● 歌劇『イタリアのトルコ人』〜「このわびしく質素な服が」

　オルガ・ペレチャトコ（ソプラノ）
　ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団＆合唱団
　アルベルト・ゼッダ（指揮）

　録音時期：2014年11月
　録音場所：ボローニャ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）