DVD 輸入盤

『エルミオーネ』全曲 D.アバド演出、R.アバド&ボローニャ市立歌劇場、ガナッシ、シラグーザ、他(2008 ステレオ)(2DVD)

ロッシーニ(1792-1868)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DYNDVD33609
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Italy
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

2008年のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで
興奮を巻き起こした『エルミオーネ』、DVDで登場!
ガナッシ、シラグーザ、クンデの激突!


2008年のペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで大評判となった『エルミオーネ』がDVDになりました。『エルミオーネ』はラシーヌの「アンドロマック」を原作としたオペラ。1819年にナポリで初演されたものの、あまりに陰惨ドロドロな物語で失敗に終わってしまいました。しかしおよそロッシーニらしからぬ緊迫した物語と音楽が再評価され、今日ではロッシーニの野心的な傑作として人気の高いものになっています。
 このペーザロでの上演には、日本でも人気の高いロッシーニ歌手、メッゾ・ソプラノのガナッシとテノールのシラグーザに加え、日本でもロッシーニの『オテロ』のタイトルロールを歌って評判だったクンデ、若手のロッシーニ・メッツォの筆頭として活躍するピッツォラートと、強力なキャストを揃えています。そしてクラウディオ・アバドの甥(兄の息子)、ロベルトがこの狂気の世界を見事な緊張感で引き締めています。
 演出はクラウディオの息子ダニエレ・アバド。第二次大戦中を思わせる退廃した雰囲気が濃厚の異様さが作品にピッタリです。現在では「実はロッシーニのオペラで一番の傑作」と評価する人も少なくないこのオペラを、この上ない上演でご覧ください。

【簡単なあらすじ】
トロイ戦争で亡くなったエットレの妻アンドローマカは、戦いが終結した後、息子アスティアナッテと共にピッロの捕虜になっている。
 ピッロには婚約者エルミオーネがいるが、彼は美しいアンドローマカを愛するようになり、再婚を拒む彼女に対して、彼女の息子を駆け引きの道具にしている。ピッロの心変わりにエルミオーネは嫉妬する。ギリシャ王の使者としてオレステが到着、アスティアナッテを引き渡すよう求めるが、ピッロは拒む。オレステは旧知のエルミオーネを愛しているものの、彼女はあくまでピッロを愛している。
 突然、ピッロはアスティアナッテを引き渡すと宣言、驚いたアンドローマカは、息子を救うためピッロとの結婚を受け入れざるを得なくなる。ピッロの策略にエルミオーネは激怒する。だがピッロとアンドローマカが祭壇へ向かう様子を見て、エルミオーネは絶望し、オレストにピッロ殺害を命じる。それでもピッロへの愛を捨てられないエルミオーネは、苦悶の末、殺害を成したオレステを半狂乱になってなじって倒れる。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ロッシーニ:歌劇『エルミオーネ』全曲
 ソーニャ・ガナッシ(S エルミオーネ)
 アントニーノ・シラグーザ(T オレステ)
 グレゴリー・クンデ(T ピッロ)
 マリアンナ・ピッツォラート(Ms アンドローマカ)
 フェルディナント・フォン・ボートマー(T ピラーデ)
 ニコラ・ウリヴィエーリ(Bs フェニーチョ)
 イリーナ・サモイロワ(S クレオーネ)
 クリスティーナ・ファウス(S チェフィーザ)
 リッカルド・ボッタ(T アッターロ)
 プラハ室内合唱団
 ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
 ロベルト・アバド(指揮)
 演出:ダニエレ・アバド
 美術:グラツィアーノ・グレゴーリ
 衣装:カルラ・テーティ
 照明:グイード・レーヴィ
 収録時期:2008年8月10,13日
 収録場所:ペーザロ
 収録方式:ライヴ

 収録時間:182分
 画面:カラー、16:9
 音声:DD 5.1 / LPCM 2.0
 字幕:伊英独仏
 NTSC
 Region All

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Opening
  • 02. Sinfonia / Troia! Qual Fosti Un D (Chorus)
  • 03. Troia! Qual Fosti Un D (Andromaca, Cefisa, Attalo, Fenicio, Male Chorus)
  • 04. Dall'oriente (Cleone, Female Chorus)
  • 05. Non Proseguir! Comprendo (Ermione)
  • 06. Reggia Abborrita! (Oreste)
  • 07. Marcia / Mi Guarda E Impallidisce! (Ermione)
  • 08. Balena In Man Del Figlio (Pirro)
  • 09. Amarti?/ Ah S, Mio Ben! (Ermione/Oreste)
  • 10. Oreste, Ah Sieguimi! (Pilade)

ディスク   2

  • 01. Liete Novelle, O Sire! (Attalo)
  • 02. Ombra Del Caro Sposo! (Andromaca)
  • 03. Sia Compiuto Il Mio Fato (Andromaca)
  • 04. Essa Corre Al Trionfo! (Ermione)
  • 05. Ah, Qual Sovrasta A Pirro (Fenicio)
  • 06. A Cos Trista Immagine (Fenicio)
  • 07. Che Feci? Dove Son? (Ermione)
  • 08. Vendicata! E Di Qual Sangue... (Ermione)
  • 09. Ah! Ti Rinvenni! (Pilade)

ユーザーレビュー

総合評価

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ロッシーニのセリアは、あまり日本では上演...

投稿日:2011/05/15 (日)

ロッシーニのセリアは、あまり日本では上演されない作品が多いので日本語字幕付きで見られるDVDがリリースされたのがとても嬉しかったです。 作品は、かなりしんどい展開ですがロッシーニの音楽が生き生きと人物を描写していて見事でした。特に特筆すべきは、ソニア・ガナッシのタイトルロール。女の情念がもたらす悲劇を素晴らしい技術で見せてくれました。第2幕の狂乱するエルミオーネは、必見です。エルミオーネが憎む、アンドローマカを演じたマリアンンア・ピッツォラート。『タンクレーディ』や『アルジェのイタリア女』のイザベッラでもお馴染ですが改めて、そのアジリタの軽やかさと深みのある声に圧倒されました。男声ではアントーニオ・シラクーザ。難しい性格表現を必要とするオレステをリアルに演じていて印象深いです。声の素晴らしさは、ぜひDVDで確かめてほしいです。 ロッシーニの珍しい作品を楽しめる一本です。

ron さん | 沖縄県 | 不明

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主役に連なる片思いの連鎖。全員が悲しみ、...

投稿日:2009/08/15 (土)

主役に連なる片思いの連鎖。全員が悲しみ、怒りっぱなしで気分は救われない。ガナッシ、シラクーザは文句なし。クンデはアジリタいまひとつ。でも日本にいて貴重な映像を楽しめることに感謝。

masumasu さん | 東京都 | 不明

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