レーニン / 角田安正

人物・団体ページへ

国家と革命 講談社学術文庫

レーニン / 角田安正

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062920902
ISBN 10 : 4062920905
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;15

内容詳細

世界を震撼させたロシア十月革命。その指導者レーニンによる革命権力マニフェスト。論争と実践の書でありながら国家とは階級支配機関だという一線を譲らず、代議制の欺瞞を暴き立て、直接民主主義の徹底を訴えてあらゆる妥協論を弾劾する。理論と実践が完全に統一されているかのような口ぶりは、原則を忘れたい我々をおびやかす。歴史的挑発の書。

目次 : 第1章 階級社会と国家/ 第2章 国家と革命―一八四八‐一八五一年の経験/ 第3章 国家と革命―パリ・コミューン(一八七一年)の経験マルクスの分析/ 第4章 つづき―エンゲルスの補足的注釈/ 第5章 国家死滅の経済上の原理/ 第6章 日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化

【著者紹介】
レーニン : 1870〜1924年。1917年にロシア十月革命を主導し、ソヴィエト政権の首班となった

角田安正 : 1958年生まれ。東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程修了。防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • cockroach's garten さん

    レーニンが目指す共産主義の社会をマルクスとエンゲルスの著作から引用して説明している。私は共産主義とは権力の一極集中型によるプロレタリア独裁だと思っていた。現にレーニンも演説で「全ての権力をソビエトに」という有名な発言があったから。しかし、それは彼の理想ではなかった。彼は抑圧の権化である権力を消滅させたかった。その総合体である国家を消滅させ新たに平等な共同体を作りたかった。それを実現するため一時的にプロレタリア独裁を敷いて反体制派を撃滅させることが必須だった。 コメントへ続く

  • しんすけ さん

    レーニンのユートピアと云える。 本書の解説ではこれを否定しているが、ぼくはあえてそう発言したい。なぜならレーニンが考えたことが100年経っても実現していないからである。 レーニンは官僚が居ない社会を求めていた。しかし中国もロシアも官僚社会である。あの北朝鮮でしかそうではないか。 資本主義とはレーニンが説くところによると官僚と軍隊によって成立する社会である。その意味では北朝鮮は強固な資本主義国でしかない。 つまりレーニンが考えたことは何一つ実現していない。だから本書はレーニンのユートピアなのである。

  • はとむぎ さん

    みんな何も分かってない!俺だけがマルクスとエンゲルスを完璧に理解し、理想的な社会を実現できると叫んでいる。何故、こんな独りよがりな人が、何らかの活動の中心人物となれたのか?組織が間違う時は、人々が現状に怒りや不安を抱えている時。上層部に偏った意見を持つ人がついた時。その人が妄想で計画をした時。

  • 34 さん

    奇妙な本、という印象をもたない読者はおそらくいないのではあるまいか。しかしもし今日「資本主義の超克」(この言葉は比較的穏健な思想家[たとえばトマ・ピケティ]の口からも聞かれるようになってきた)を志向=思考するなら、レーニンが当時のボリシェヴィキの特殊・知的な条件のもとで考えようとした「必要なる国家の廃棄」という問題を避けて進むことは不可能だ。国家は必要である。そして国家の廃棄も必要である。ここから少なくとも二つの「道なき道」がある。(解説者の白井聡のように)レーニンから「力の思想」を学ぶか。

  • 肉欲棒太郎 さん

    ロシア革命100周年ということで再読。ブルジョア国家は暴力革命によって「廃絶」しなければならないが、プロレタリア国家は「死滅」するのを待つしかないとは、何とも身勝手な理屈だよな〜とは思いつつも、国家は階級支配の機関であるということは、やはり肝に命じておく必要があるなと。それにしても白井聡のような「日和見主義者」にレーニン本の解説を書かせるとは、講談社には困ったもんだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品