レネー・c・フォックス

人物・団体ページへ

国境なき医師団 終わりなき挑戦、希望への意志

レネー・c・フォックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622079484
ISBN 10 : 4622079488
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

その活動を支える信念とは何か。戦争、震災、エイズ、結核、マラリア…現場の最前線における切迫した課題や地域文化との軋轢など、人道支援の限界や任務のリスクにどう立ち向かっているのか。理念、活動、歴史を詳しく描き出す。

目次 : 第1部 序章(現地からの声)/ 第2部 成長にともなう痛み(発端、分裂、危機/ ノーベルか反抗者か/ MSFギリシャの除名/ MSFギリシャの復帰)/ 第3部 討議の文化(ラ・マンチャ)/ 第4部 南アフリカで(HIV/エイズと闘う/ カエリチャで/ 非西欧的存在の誕生)/ 第5部 ポスト社会主義ロシア(モスクワのホームレスとストリートチルドレンに手を差し伸べる/ シベリアの刑事施設で結核に取り組む)/ 過去を思い起こし、将来を思い描く

【著者紹介】
レネー・C・フォックス : 1928年ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学大学院でT・パーソンズの下、医療社会学への道を切り拓く。同期にC・ギアツ、R・ベラーが在学。コロンビア大学を経て、ペンシルベニア大学社会学科教授として教鞭を取ったのち、90年代、ベルギーとコンゴ共和国に第二の拠点を置いた。96〜97年、オックスフォード大学に招かれる。ペンシルベニア大学・生命倫理学センターのフェローを兼務。また「国境なき医師団」の活動に参与し、2002年に南アフリカ共和国に出向く

坂川雅子 : 1934年東京生まれ。東京大学大学院(英語・英文学専攻)修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、現在は翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Willie the Wildcat さん

    MSF。「行動と発言」と「治療と証言」の哲学。人道的支援の在り方を体言するのみならず、常にその姿勢を内部で徹底検証する姿勢に好感。「不完全」への苦悩の数々が印象的。心の吐露にグッとくると共に、支援対象国・先進国の”政治”に辟易。苦難を仲間と共に乗り越え、非日常の中に日常を齎そうとする姿勢に共感。加えて、現状に慢心することなく、形骸化することのない組織の活性化。そこに”有限性”への挑戦を感じる。組織の在り方にも、一石を投じているとも言える。厳しい環境に身を晒しての心意気。変化に繋がって欲しいと切に願う。

  • スー さん

    現場で活動している人たちの話を期待していたのですが、少しだけ現地スタッフのブログの抜粋があるだけでちょっと残念でした。前に読んだ本と内容はたいして変わらなかったですけど、こちらの本では日本とハイチの地震とパキスタンの洪水、ロシアのホームレスとグラーグでの多剤耐性結核の治療、そしてエイズとの戦いが新たに学べました。

  • BLACK無糖好き さん

    天災、人災、武力紛争の被災者など苦境にある人びとに対して、人種、宗教、信条、政治的な信念と関わりなく、援助を提供する国境なき医師団。設立からの運動と団体組織の変遷、医学的、道徳的課題についての考察。人道支援の独立性をいかに保つか、団体内部で自問自答を繰り返し、活動の限界やジレンマに苦悩する様子も伝わってくる。貧困、飢餓、疾病、暴力、絶望的状況のコンゴ民主共和国で働く看護師の言葉に心を打たれる「生きている限り、毎日が新しい希望なのです」。 

  • 次郎作 さん

    国境なき医師団の成り立ちから、歴史的変遷が分かる、骨太な一冊。 若いフランス人医師が持ち寄った熱い意志が、その組織には根付いている。 政治的に中立であると共に、医療だけでなく社会にうったえかけることも使命としている特殊性が垣間見える。 1章は、国境なき医師団に身を投じた医師たちの現場のブログから始まるという秀逸な構成も光っていた。

  • takao さん

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品