6わのからす

レオ・レオニ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751525227
ISBN 10 : 4751525220
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
28cm,31p

内容詳細

ムギをめぐって6羽のカラスと農夫が知恵くらべ。でも、その間に畑のムギは…。敵だと思いこんでいた相手とだって、ちゃんと話せばきっとわかりあえる。大切なことをやさしく教えてくれるレオーニの名作絵本。

【著者紹介】
レオ・レオーニ : 1910〜1999年。1910年、オランダのアムステルダムに生まれる。イタリアで広告関係の仕事をした後、1939年に渡米。絵本作家として、また国際的なデザイナーとして活躍

谷川俊太郎 : 1931年、東京に生まれる。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を発表し、注目を集める。以後、詩、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍。主な著書に『マザー・グースのうた1〜5』(日本翻訳文化賞受賞・草思社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    レオ・レオーニの絵本は本当に見ていて心が和んできます。物語もそうですが、絵が切り絵を利用した感じで色合いも心を落ち着かせるような色合いで見ていていい感じです。今度はもっと図書館で探してきたい気がしました。

  • つくよみ さん

    図書館本:からすと農夫。お互いにいがみ合う両者が、それぞれを威嚇しようと、巨大な鳥、巨大なかかしで応戦しあう。その間に、どんどん弱っていく麦・・・まるで、現実世界での冷戦構造そのままの愚かさ。お互いに話し合いを持ち、議論を尽くして和解すれば、無駄な努力も浪費もなくなり、豊かな実りを手に入れられて、笑顔にあふれた平和を手に入れられる。まさに、現実世界そのものの事だと思う。現実世界にこそ、ふくろうのような賢者がいて欲しい。

  • ケディーボーイ さん

    軍拡競争を思わせる農夫とカラスの争い。持ってる力は使いたくなる。また力を維持している間に他の福祉や教育など様々なものが犠牲になる。結果として国内に不満が渦巻く。だがその原因を他者に転化し、マッチポンプ的にさらなる攻撃と力の拡大の理由とする。その連鎖を断ち切るため、対話は理想ではなく現実的な手法だと自分には思える。

  • Natsuki さん

    畑の麦をめぐって、農夫vs6わのからす。たたかいがエスカレートするうちにしおれていく麦。見かねたふくろうの言葉「はなしあいに ておくれは ないよ」「ことばには まほうの ちからが ある」考え方が違っても諦めずに話し合う。話し合ううちにお互いを理解できるかもしれない。共存できるかもしれない。諦めてしまったらそこでおしまい。ふくろうじいさん「ことばの まほう」教えてくれてありがとう( ´∀`)♪

  • どぶねずみ さん

    時間が経過してしまったが、谷川さんの追悼です。私が小学生の時に怪我をしたカラスを保護したことがある。とても愛らしい顔で、人間の3〜5歳ほどの知能を持つというからすごい。案の定、本書でも1羽では果たせないことを6羽が結託して大きな仕事を成すことが描かれている。私自信は人見知りだけど、協調することの大切さを改めて感じた。

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人物・団体紹介

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レオ・レオニ

1910年オランダのアムステルダムに生まれる。イタリアでデザイナーとして働き、29歳の時に渡米、アメリカに帰化してアートディレクターとして活躍。1959年、孫のために絵本をつくりはじめ、続いて発表した『ひとあしひとあし』『スイミー』『フレデリック』『アレクサンダとぜんまいねずみ』の4作品がアメリカの

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