ヴァイオリンとピアノのための作品全集　ソロミア・ソロカ、アーサー・グリーン

リセンコ：ヴァイオリンとピアノのための作品全集

現在「ウクライナのクラシック音楽の父」とみなされているミコラ・リセンコ（ルイセンコ）。しかし、その作品が存分に世界中で知られているとは言えません。彼は幼い頃からウクライナの民謡に強い関心を持ち、これらを収集し、7巻にわたる民謡集を編纂、キエフ大学に在学中に出版し、またこれらのメロディを自作に取り入れています。
　このアルバムには彼のヴァイオリンとピアノのための作品の全てが収録されています。一番有名なのは『ドゥムカ・シュムカ』でしょう。もともとはピアノ曲ですが、今回はヴァイオリンとピアノのために編曲したものを収録しています。また他のいくつかの曲は、同じウクライナの作曲家ヴィクトル・カミンスキーがリセンコの歌曲をヴァイオリンとピアノのために編曲したもので、こちらも叙情性に満ちた懐かしい響きを持っています。また詩人タラス・シェフチェンコの詩を愛していたことでも知られています。（輸入元情報）

【収録情報】
リセンコ：
● ウクライナの主題による第2狂詩曲 Op.18『ドゥムカ・シュムカ』〜V.ステツェンコによるヴァイオリンとピアノ編
● 悲しげな奇想曲 Op.32
● 2つのウクライナ民謡の主題による幻想曲 Op.21
● ロマンス Op.27
● 個人的なアルバム『絶望の瞬間』 Op.40-1
● シェブチェンコの思い出のためのエレジー
● ウクライナ民謡『太陽は昇っている』〜ヴァイオリンとピアノ編
● 春の万華鏡〜ヴァイオリンとピアノ編
● 華麗なワルツ〜ヴァイオリンとピアノ編

　ソロミア・ソロカ（ヴァイオリン）
　アーサー・グリーン（ピアノ）

　録音時期：2014年4月
　録音場所：Blue Griffin Studio, Lansing, Michigan
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）