CD

交響詩『マゼッパ』、『フン族の戦い』、『ハンガリー』 ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団(日本語解説付)

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NCA60250
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

リスト:交響詩集〜マゼッパ、フン族の戦い、ハンガリー
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団

日本語解説付き

既発売2作の大好評を受け、第3弾も国内仕様で登場
リストの故郷ハンガリーにちなむ演奏機会の少ない注目作2曲と、
やはり「東」とかかわりのある伝説にもとづく『マゼッパ』。
ロマン派ならではの審美眼は「当時のオーケストラ」でどう響いたのか。
今回も解説は充実至極!

NCAレーベルの待望企画、ついに第3弾登場。リスト生誕の地であるオーストリア・ハンガリー国境付近の町ライディングで録音が続けられている精鋭古楽器集団ウィーン・アカデミー管弦楽団の「ヴァイマール宮廷楽団の編成と楽器による」リスト録音、第2弾が『レコ芸』準特選に輝いているさなかに登場する第3弾は、「東方の異文化」がテーマの3作を収録。いずれもさほど演奏機会が多いとはいえない作品ばかりですが、やや有名なのはやはり『マゼッパ』でしょう。古くから名演も少なくないドラマティックなこの逸品も、ガット弦使用の小編成弦楽合奏、強烈なコントラストで胸に響くティンパニ、オルガンにも比しうる当時の管楽器の音色の重なりといった19世紀楽器特有のサウンドのなかでは、まったく新しい、まるで今そこで書かれたばかりであるかのようなみずみずしさで響き、興奮を禁じ得ません!
 さらに嬉しいのは、めったに聴く機会がないと言っても過言ではない、リストの「心の祖国」ハンガリーにまつわる2作が一堂に会しているところ。「戦いの活写ではなく、空想上の戦場を描いたロマン派絵画の音楽的再現」であるという『フン族との戦い』は、キリスト教化以前のハンガリーを荒らしまわっていたという異民族フン族と、欧州民族の祖先にして古代西ローマ帝国の事実上の後継国家である西ゴート王国との戦いにまつわる作品。コントラストの効いた表現の的確さは、指揮者ハーゼルベックが自身オルガン奏者として「ひとりで音響総体の設計をしてゆく」という演奏スタイルに秀でているからこそであろうような、まさに縦横無尽の整然とした解釈がたまりません。そして、同時代のハンガリー人詩人ヴェレシュマルティから捧げられた詩に対する「返歌」として作曲されたという、ハンガリー民族の自律性を音で描き出した交響詩『フンガリア』での、ロマ民俗音楽や抒情性あふれる響きに彩られた思いがけない魅力の諸相。今回もまた解説書が一段と充実しており、とくに1850年前後のオーケストラ管楽器というものが実際どんなものだったか、前後の文脈をふまえて説き明かした小論はそれだけでも一読の価値があります(今回も解説全訳付)。
 周到な演奏設計、充実した作品解釈もさることながら、使用楽器、とくに管楽器はできるだけ「リストの知っていたものに近いオリジナル、もしできればリスト自身が指揮したオーケストラで当時使っていたオリジナル楽器」を揃える徹底ぶりが、今回も大きな実をむすんでくれました。(Mercury)

【収録情報】
リスト:
・交響詩『フン族の戦い』 S.105
・交響詩『ハンガリー』 S.103
・交響詩『マゼッパ』 S.100

 ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
 マルティン・ハーゼルベック(指揮)

 録音時期:2011年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

作曲当時の楽器と奏法で聴き直すリスト。題材多様な交響詩の中でも、後半生拠りどころとして思い入れたキリスト教と出自ハンガリーに関わる音画的作品。劇的な身振りを抑え、響きの形や関係を明快に聴かせて、音に仕掛けられた意図や、意外に知られていないリストの書法の先端性を浮き彫りにする。(中)(CDジャーナル データベースより)

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