モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第21番、第27番 ラルス・フォークト、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4260085532964
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フォークトとパーヴォ・ヤルヴィによるモーツァルトのピアノ協奏曲
フォークトの独特のタッチが生み出す、多彩なニュアンス!


ドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトと、今最も勢いのある指揮者パーヴォ・ヤルヴィ率いるフランクフルト放響とのモーツァルトのピアノ協奏曲。
 フォークトは歴史的背景を踏まえた新鮮な解釈と堅固なテクニックで高い評価を受けています。第21番は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気の高い作品で、第20番が完成したわずか一カ月後に、自らが演奏するコンサートのためにこの曲を仕上げました。ハ長調の清廉な雰囲気で、得も言われぬ美しい旋律が印象的。短期間で仕上げたと思えぬほどの完成度の高さが見事なまでに表出されています。モーツァルトは21番の自作のカデンツァを書いておらず、ソリストの個性が出るのも聴きどころ。ここではフォークト自身によるカデンツァで演奏されています。フォークトはこのカデンツァについて「モーツァルトの傑作と比較すると、私の作曲はあきらかに劣ってしまうので、なるべく主観的にならないように注意しました」と言っていますが、主張しすぎない程度に細やかに感情の起伏を盛り込んだフォークトらしい自由自在なカデンツァを披露しています。
 第27番は、モーツァルトが亡くなる年に書かれた最後のピアノ協奏曲。天国的な美しさと、自らの死期を悟ったかのような、穏やかで哀しいメロディーの傑作です。フォークトは、もの悲しさを内に秘め、明るく振舞うようなモーツァルトの「泣き笑い」の真髄を見せるような、心を震わす演奏を聴かせてくれます。また第3楽章の主題は歌曲『春への憧れ』に用いており、音楽学者アインシュタインは「最後の春を自覚したモーツァルトの締念の明朗さ」と評しています。
 フォークトは、この音楽史上の2つの傑作に込められた情熱は、直接心に訴えかけるものであり、モーツァルトの音楽と対峙することによって、自身の音楽性をより深めることが出来たと語っています。(輸入元情報)

【収録情報】
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
2. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595

 ラルス・フォークト(ピアノ)
 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音時期:2007年10月(2)、2008年10月(1)
 録音場所:フランクフルト、アルテ・オーパー
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. No. 21 C Major K467 - Lars Vogt/Frankfurt Radio Symphony Orchestra
  • 02. No. 27 B Flat Major K595 - Lars Vogt/Frankfurt Radio Symphony Orchestra

ユーザーレビュー

総合評価

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EMI時代からご贔屓だったフォークトの最新...

投稿日:2013/10/07 (月)

EMI時代からご贔屓だったフォークトの最新盤だが、27番は2007年10月、21番は2008年10月の録音。つまり、ボルトン指揮で前に出ていた20番/23番と同時期の録音だ。20番などは日本でやったハーディングとの共演(この時は楽器はモダンだが、スタイルは完全にピリオド)の方が遥かに良かったが、今回の2曲はとても良い。そんなに曲を「こねくりまわす」ような解釈ではないが、自発性は申し分ない。このピアニストの武器である弱音部のニュアンスの豊富さと美しさが大いに生きていて、21番第1楽章での短調のエピソードなどはとても味が濃い。第2楽章は素直に歌っていて、かの名旋律が戻ってくるところでは、旋律装飾の代わりに響きを殺したピアニッシモで始めるというのも、実にいいセンス。この曲での大きな楽しみである両端楽章の自作カデンツァも素晴らしいが、老獪な内田/クリーヴランドなどに比べると、彼はまだ素直だ。アラン・タイソンによる自筆譜研究によれば(まだ定説ではないが)、「最後の年」ではなく1788年、つまり三大交響曲や26番「戴冠式」協奏曲と同じ年の作品だという27番も全くストレートに弾かれていて、ここでも第2楽章では旋律装飾を最小限にとどめている。これはこれでなかなかの見識、やり過ぎよりは遥かに良いと思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルトピアノ協奏曲21番、この曲をい...

投稿日:2013/09/22 (日)

モーツァルトピアノ協奏曲21番、この曲をいままで何回聴いたことか。このCDはそんな名曲を改めて新鮮な気持ちで聴ける演奏です。フォークトのピアノは昔のウィスキーのTVCMの名コピー「なにも足さない、なにも引かない。」を思い出させる素敵な演奏です。特に第一楽章のカデンツァは、モーツァルトに寄り添うかのような出来で素晴らしい。CMのコピーはこう続きます「ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。」まさしくモーツァルトの音楽のことを言っているかのような偶然の一致に驚きます。続く27番は、この曲にしてはいささか元気がいい演奏のように感じました。でもそれはフォークトとヤルヴィが「ピアノ協奏曲27番は白鳥の歌」だという思いを取り払っただけなのかもしれません。モーツァルトはこれが最後のピアノ協奏曲となることなど考えてもいなかったはずなのですから。

まさおさん さん | 東京都 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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