モーツァルト(1756-1791)

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CD

ピアノ・ソナタ集第2集 メジューエワ(2CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4189
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


メジューエワ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.2(2CD)

馥郁たる生命力〜天才モーツァルトの愉悦と哀しみをうたう
ロシア・ピアニズムの伝統を受け継ぐ名手、メジューエワによる好評のモーツァルト・シリーズ第二弾の登場です。今回は1777年にマンハイムで書かれたとされる名作ソナタK.311と、ウィーン時代の傑作ソナタ5曲を中心に、ソナタK.457とセットで演奏される幻想曲(ハ短調)K.475、マクシミリアン・シュタットラーが補筆完成させた幻想曲K.396を併録した充実のプログラム。モダン・ピアノならではの多彩な音色を駆使しながら、モーツァルトの思い描いた響きを現代に甦らせた演奏は、重ねて聴くほどに味わいが深まります。繊細なタッチが織りなす天才作曲家の微笑とメランコリー。18世紀ロココの理性と、それを突き破る「デモーニッシュなもの」が、不可分に、絶妙のバランスで結びついた表現には、ただ脱帽するばかり。愉悦と哀しみが一瞬のうちに入れ替わるモーツァルト音楽の陰影を濃やかに描き出した、詩情あふれるピアノ。さらなる深化をみせる至高のピアニズムをお楽しみください。

【ライナーノートより】
「イリーナさんの演奏には、バロック期や古典派のスタイルには不可欠の、テンポの柱が鮮やかに立っている。厳然たるイン・テンポであることは言うに及ばず、アクセントやブレス感覚の筆舌に尽くし難い見事さ、またフレージングの自然さによって、音楽が馥郁たる生命力をもって十全に息衝いているのだ。」
〜真嶋雄大〜(若林工房)

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311 (284c)
● 幻想曲 ハ短調 K.475
● ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
● ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調 K.545

Disc2
● ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330 (300h)
● 幻想曲 ハ短調 K.396 (385f)
● ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332 (300k)
● ピアノ・ソナタ 第17(16)番変ロ長調 K.570

 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2014〜2015年
 録音場所:富山県魚津市、新川文化ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

内容詳細

メジューエワのモーツァルトは優しい。1音1音をていねいに、しかも生き生きと弾ませながら紡ぎ出していく。モーツァルトの様式や時代性、さらには当時の楽器の特性などをイメージしながら、そこに彼女らしい抒情性を投影させる。過度な表現や自己主張は控えめなのに、自然と音楽の愉しさが滲み出してくる。(長)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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一年余り前にリリースされた第1集と同じく...

投稿日:2015/10/28 (水)

一年余り前にリリースされた第1集と同じく古典派ロマン派の視座に立つ演奏。ロマンティックな陰影が濃く、心に深く沁み入ってくる。それでいてテンポのコントロールが絶妙なので古典の枠を踏み外さない。思えば20世紀の後半に現れたグールドのモーツァルトは、当時の世相を反映して未来の可能性を感じさせる演奏だった。これに続く古楽器派のモーツァルトにしても、それまでの演奏様式を革新するスタイルを提示した点では同じだった。対してメジューエワのモーツァルトは、グールド以前の、半世紀以上前の様式に先祖返りしているように見える。しかし、21世紀に生きる演奏家が旧態依然としたロマンティシズムを素朴に信じられるものだろうか。ましてや、亀山郁夫等と対話する知性の持ち主である彼女のこと。その演奏に耳を澄ますと、ロマンティシズムを演出するために、注意深く選ばれた音の羅列が見て取れる。それは、ときどきの感情に任せて弾きまくるスタイルの対極にあるものだ。である以上、むしろ今風の言葉を使って、その古典派ロマン派の演奏様式は一周回って再帰的に選び取られたものというべきかもしれない。しかし、再帰的であるということは、テンネンに振る舞うのと異なり無理が生じる。その軋みに耐えて、彼女はどこに向かおうとしているのだろうか

QBE さん | 不明 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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