『皇帝ティートの慈悲』全曲　アレッサンドロ・デ・マルキ&アカデミア・モンティス・レガリス、アッレマーノ、他(2013　ステレオ)(2CD)

モーツァルト:『皇帝ティートの慈悲』(2CD)

モーツァルトの亡くなる年に作曲されたオペラ『皇帝ティートの慈悲』は、当時の神聖ローマ皇帝レオポルド2世が、プラハでボヘミア王として戴冠式を行う際の上演曲目として、ボヘミア政府から作曲が依頼されたものです。モーツァルトはこの曲を18日間で書き上げたと言われ(最近の研究ではもう少し時間をかけたとも)、初演は予定通り戴冠式が行われた9月6日に行われましたが、あまり好評を得ることはできず、9月末まで上演は続けられたものの、モーツァルトの死後は次第に上演されることもなくなってしまいました。とは言え、当時ウィーンの宮廷歌劇場ディレクターであったヨーゼフ・ヴァイグルが、1804年に発表したこのヴァージョン(セストとティートのために2曲の新しいアリアを追加)は、ウィーンをはじめとした周辺地域で絶大な人気を持ち、しばしば上演されるとともに、上演ごとに他の作曲家の曲も組み入れた新しいヴァージョンが加えられるなど、高い人気を誇っていたようです。今回のデ・マルキの演奏も様々な試みがなされています。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』全曲(1804年　新ウィーン版)

　カルロ・アッレマーノ(テノール)
　ニーナ・ベルンシュタイナー(ソプラノ)
　ケイト・オルドリッチ(メゾ・ソプラノ)
　アン=ベス・ソルヴァング(メゾ・ソプラノ)
　ダナ・マルバッハ(ソプラノ)
　マルセル・バコニー(バス・バリトン)
　アカデミア・モンティス・レガリス(合唱、管弦楽)
　アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)

　録音時期:2013年
　録音方式:ステレオ(デジタル)