モーツァルト(1756-1791)

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DVD 輸入盤

『後宮からの逃走』全曲 C.ロイ演出、ボルトン&リセウ大劇場、ダムラウ、ペレチャトコ、他(2010 ステレオ)(2DVD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
709108
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

バルセロナを沸かせた『後宮からの逃走』
若手歌手の活躍する舞台を鮮明映像で!


バルセロナのリセウ大劇場が2010年4月に上演したモーツァルト『後宮からの逃走』の映像です。なんといってもディアナ・ダムラウのコンスタンツェが一番の注目。歌に演技に極めて優秀な人だけに、演出の助けもあって類型的な人物像に陥らない素晴らしいコンスタンツェを歌い演じています。ブロンデのオリガ・ペレチャトコは、ロシア出身の若いソプラノ。ロッシーニ・オペラ・フェスティヴェルで育った逸材で、ロッシーニ好きの間では既に有名な人。清楚な歌に加え、かなりの美人。ベルモンテは近年モーツァルト・テノールとして大活躍しているドイツのテノール、クリストフ・シュトレール。ペドリッロは、ウィーンの個性派テノール、ノルベルト・エルンスト。オスミンは、バロック声楽曲やモーツァルトを得意とするドイツのバス、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒがベテランの旨みを見せています。セリムのクリストフ・クヴェシュトはベルリン生まれの役者(ちなみに父はかつての名優ハンス・クヴェシュト)。セリムはたびたび演じています。アイヴァー・ボルトンはいつもながら颯爽としたモーツァルトを聴かせてくれます。
 クリストフ・ロイの演出は、現代劇に仕立て、登場人物の描写を類型的な「トルコもの」から解き放ったもの。ことにオスミンの存在が大きくなっています。近年さまざまな可能性が探られている『後宮からの逃走』でも出色のものでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走』全曲

 ディアナ・ダムラウ(S コンスタンツェ)
 オリガ・ペレチャトコ(S ブロンデ)
 クリストフ・シュトレール(T ベルモンテ)
 ノルベルト・エルンスト(T ペドリッロ)
 フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs オスミン)
 クリストフ・クヴェシュト(セリム)
 リセウ大劇場交響楽団&合唱団
 アイヴァー・ボルトン(指揮)

 演出:クリストフ・ロイ
 装置、衣装:ヘルベルト・ムラウアー
 照明:オラフ・ヴィンター

 収録時期:2010年4月
 収録場所:バルセロナ、リセウ大劇場

 収録時間:188分
 画面:カラー、16:9
 音声:DTS 5.1、PCM 2.0
 字幕:独、仏、英、西、カタルーニャ、中、韓
 NTSC
 Region All

総合評価

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シモンズ演出も長いが、このロイ演出も3時...

投稿日:2013/07/28 (日)

シモンズ演出も長いが、このロイ演出も3時間超の長尺。CDだと2枚で収まるのが3枚分に相当。ダムラウとペレチャッコの女性陣が本当に素晴らしい。音質も画質も最高で、日本語字幕はないが独語字幕で3時間マッタリできる方にはお薦め。しかしハンペ演出の気品ある映像を観てしまうと物足らないのも確か。国内では滅多に上演されないが、モーツァルトの傑作であることを改めて感じさせてくれた。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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hr mediaからPALで出ていた2004年フランク...

投稿日:2012/06/08 (金)

hr mediaからPALで出ていた2004年フランクフルト歌劇場の録画(コンスタンツェのダムラウとセリムのクヴェシュトは同じ)がメジャーどころから出直すのかと思ったら、リセウ再演でがっかり.あの凛とした美しさは、やや崩れたこの再演では見出せない. ロイの演出は長方形の演技スペースの前後に薄く青空をプリントした紗幕、背後の中空にさらに部屋を設え、ドラマと非現実的な浮揚感をうまく紡いでゆく(辛気くさい登場人物の怒鳴り合いもかなり追加されている).登場人物の関係が始めから壊れているような、印象的な舞台だ.演出は概ね同じだが、イェニチェリの合唱の登場場所が舞台上から下手のロージュに変更されていたりする. 2004年のキャストでは弱かった男声陣は良くなったが、反対にブロンデのシェシュティン・アヴェモなど嵌り役だったし、何よりダムラウがもっと若かった.そういうわけで取るべき所は、ボルトンの粘っこく鋭い音楽づくりくらい、という事になろうか. フランクフルトはロイにとって中々落ち着いて丁寧な仕事ができる場所らしく、ゲアハーハーを題名役とし音楽や場面の順番をかなり入れ替えた《こうもり》などかなり面白かったからぜひソフト化してほしい.

ombredouble さん | 東京都 | 不明

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これまでクリストフ・ロイの演出に感心した...

投稿日:2012/03/15 (木)

これまでクリストフ・ロイの演出に感心したことはなかったが、これはなかなかの出来ばえ。コンスタンツェがセリムを愛してしまっているという設定は既にチューリッヒのジョナサン・ミラー演出にあったが、この演出は「もうひとひねり」。ブロンデもオスミンを憎からず思うようになってしまっているので、ほんらい啓蒙専制君主へのゴマスリであったご都合主義的なエンディングが、女性が二人とも三角関係に引き裂かれるという感動的な(ドロドロとも言うが)幕切れになっている。第2幕のコンスタンツェの大アリア「ありとあらゆる拷問が」などは、もっと落ち着いて歌わせてやりたいという声もあろうが、ドラマとしては確かに面白い。すべてオリジナル通りのようだが、通常の上演に比べると遥かに台詞の多い舞台になっている。歌手陣ではテノール二人がどうも冴えないが、ダムラウ(ひと頃よりも少しスリムになった)とペレチャツコは歌、演技ともに素晴らしい。ゼーリヒも憎めないキャラを好演。この演出では非常に重要なセリム役、クヴェシュトもチューリッヒのブランダウアーの貫祿には及ばないが、まあ悪くない。ピリオド風味を加えたボルトンの指揮も快調。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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