モーツァルト(1756-1791)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『後宮からの逃走』全曲 マクヴィカー演出、ロビン・ティチアーティ&インライトゥメント管弦楽団、マシューズ、他(2015 ステレオ)(日本語字幕付)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OABD7204D
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

モーツァルト:『後宮からの逃走』全曲
ロビン・ティチアーティ&インライトゥメント管弦楽団
グラインドボーン音楽祭2015

日本語字幕付き

スペイン貴族のベルモンテは、海賊にさらわれ、トルコの太守セリムに売られてしまった婚約者コンスタンツェを探し、救い出すために彼女が後宮に幽閉されているというセリムの邸宅にやってきます。しかし番人であるオスミンににべもなく追い払われ落胆、そこにコンスタンツェとともに捕虜となった従僕ペドリッロと再会し、再度、彼女の救出計画を立てます。一方コンスタンツェはセリムの求愛を受け入れず、毎日ベルモンテを思っています。彼女の小間使いブロンデもオスミンから強引な求愛を受け、こちらも拒絶。2人は悲嘆にくれています。さて、ベルモンテはいかなる手を使って彼女を救出するのでしょうか?
 現在最も注目されるオペラ演出家の一人、デイヴィッド・マクヴィカーによる『後宮からの逃走』の新演出プロダクション。すでに何度も上演され、またコンサート形式やプロムスへの引越し公演が行われるなど、安定した人気を獲得した舞台です。オスミン役のケーラーの肉体美や貫禄たっぷりのマシューズのコンスタンツェ、モントヴィダスの張りのあるテノールなど歌手たちも万全。
 オーケストラにはピリオド楽器で構成されたエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団を起用、即興的なフレーズと当時流行したトルコ風の響きを多用した実に軽妙な音楽も楽しむことができます。何より日本でも大人気の若手指揮者ティチアーティの闊達な音楽が魅力的です。マクヴィカーの演出も隅々にまで目が行き届いたもので、ちょっとした動作に込められた登場人物たちの心情をわかりやすく丁寧に描き出しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走』 K.384 全曲


 コンスタンツェ…サリー・マシューズ(ソプラノ)
 ベルモンテ…エドガラス・モントヴィダス(テノール)
 オスミン…トビアス・ケーラー(バス)
 ブロンデ…マリ・エリクスモーエン(ソプラノ)
 ペドリッロ…ブレンデン・ガンネル(テノール)
 太守セリム…フランク・ソレル(語り)
 グラインドボーン合唱団
 ジェレミー・バインズ(合唱指揮)
 エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
 ロビン・ティチアーティ(指揮)

 演出:デイヴィッド・マクヴィカー
 美術:ヴィッキ・モルティマー
 振付:アンドリュー・ジョージ
 照明:ポール・コンスタブル

 映像監督:フランソワ・ルシヨン
 収録時期:2015年10月
 収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)

● 特典映像:「コンセプト、技能、共同作業:ヴィジュアル・ストーリー」、キャスト・ギャラリー

 収録時間:本編168分、特典12分
 画面:カラー、16:9、1080i High Definition
 音声:PCMステレオ2.0、DTS-HD Master Audio 5.0
 字幕:英、仏、独、韓、日
 50GB
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

ユーザーレビュー

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前回の同じティチアーティ指揮のグラインド...

投稿日:2017/01/12 (木)

前回の同じティチアーティ指揮のグラインドボーンのフィガロでは、中途半端な時代設定による演出に疑問が残ったものだったが、こちらの後宮の演出は劇に比較的忠実なもので、オケも軽快で溌剌としていて好感が持てた。特に昨今のザルツブルグなどで行われる稚拙でいい加減な読み替え演出とは一線を画しており安心して鑑賞できる。ただ2幕でのブロンテとオスミン、コンスタンツェと太守の諍いの場面は無意味に激しいやり取りになっていて、私にはそこらへんの夫婦喧嘩のようにしか見えなかった。

akiapple さん | 大分県 | 不明

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現在のマクヴィカーにかつての才気走った「...

投稿日:2016/10/27 (木)

現在のマクヴィカーにかつての才気走った「読み替え演出家」の面影はもはやない。これも非常にリアルな、いやスーパー・リアルな舞台。歌や台詞のない默役を舞台に出して物語の背景を膨らまそうという彼のやり口はここでも健在で太守まわりの人々、謁見に来たヨーロッパ人たちや黒人の侍従長、複数の妻、子供たちが登場しており、一夫多妻の国だったんだと改めて思い至る。ただし、この18世紀のおとぎ話に徹底したリアリズムを持ち込むことの難しさを随所で感ぜざるをえないのも事実。台詞は要所要所でかなり書き足されており(台詞は台本通りという演出家の発言は嘘)、コンスタンツェはかなり太守に心惹かれているようだが、ベルモンテより太守が好きという読み替えには至らない。そうなると太守の苦悩を克明に描きたいのは分かるが、最後のいかにも啓蒙専制君主の時代らしい寛大さがどうしても嘘っぽい。オスミンをめぐって「文明の衝突」を描きたいのだとしても、そのためにこの人物に欠かせぬ愛嬌が失われ、特に終盤、相互理解不能な「ただの怖い人」になってしまったのは明らかにモーツァルトの意図に反するだろう。 マシューズは、寝室に舞台を移した例の大アリアではメトでのどんぶり勘定気味の演技とは別人のような迫力ある演唱を見せるが、その魅力はイマイチ。モントヴィダスは長身のイケメンで、貴族のお坊ちゃんらしさは良く出ている。この人物の「上から目線」ぶりを少し風刺的に描こうというのも、演出意図だろう。それでもヤーコプスの録音でも歌っていたエリクスメンのブロンデと中年の庭師オジサンになったガンネルのペドリッロ(演出家は歌手を見てからこのキャラを考えたのではないか)の方が魅力的。ケーラーのオスミンは立派な声だが、(ほぼ演出の責任とはいえ)前述の通り、役作りに関しては大いに疑問。ティチアーティのみずみずしい指揮は素晴らしい。第2幕フィナーレの陰影と躍動感など出色だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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